妊娠中のお悩み

どこに相談していいのか分からないその症状

  • 妊娠中の肩こり頭痛
  • 腰の痛み、お尻の痛み
  • つわり
  • 足の浮腫み
  • 妊娠中の不眠、マタニティブルー

妊娠すると腰痛や肩こり、頭痛といった不快症状に悩まされ来院される方が大勢いらっしゃいます。妊娠すると女性ホルモンであるリラキシンの影響で関節が緩み、筋肉やじん帯に負担がかかり、腰の痛みや、足の痛み、ひざの痛み恥骨や股関節の痛みに悩みなながら出産を迎える人がたくさんいます。

またお腹の赤ちゃんの為に、母体はホルモンのスイッチがONになり、身体の内部でめまぐるしい変化が始まります。お腹を守るために全エネルギーがお腹に集中するのです。その為、お腹より離れた肩は血流が低下し、凝りを感じやすくなります。

頭痛

妊娠初期の頭痛

妊娠すると増えるホルモンの影響で、脳内の血管が拡張されます。妊娠すると血流量も約1.3倍程度増えると言われています。それに伴いズキズキとした痛みの偏頭痛が生じてしまうのです。また、つわりの症状の一つとして頭痛を起こす方もいます。

妊娠中期の頭痛

乳房の発達で肩が張ったり、少しずつ大きくなるお腹の変化で姿勢が悪くなり、そうした身体の凝りが原因で緊張型頭痛が起きていくのが中期での特徴です。

妊娠後期の頭痛

お腹の赤ちゃんが大きく成長していくと、赤ちゃんに送る栄養も増えていきますそのため貧血による頭痛も増えていく時期です。また出産に対する不安など様々な頭痛の原因あります。

幸せホルモン「オキシトシン」

胎児が大きくなるにつれ前方に重みも増してくるため妊娠後期には、うまく腰が反れないと坐骨神経を圧迫したり、筋肉にストレスがかかることで足のつり、股関節の痛み、その他にも痺れやムクミという症状も出現しやすくなります。

このように、母体には日々負担がかかっているのです。鍼灸やマッサージなどの接触刺激により、オキシトシンというホルモンが分泌します。

妊娠・出産との関係が深いホルモンの一種ですが、オキシトシンは愛情ホルモン、安心ホルモンなどと言われ、抗ストレス、抗不安作用を持ち、妊婦さんの心を安定させ妊娠中から出産までオキシトシンが分泌されることで妊婦さんの心の安定をはかることができます。

オキシトシンの2つ作用

身体的な作用の1つ目は分娩を促す役割で、子宮の筋肉を収縮させて陣痛を引き起こし、赤ちゃんを押し出すように作用します。しかし正期産になるまではオキシトシンによって陣痛が始まる事はなく、妊娠中にオキシトシンをきちんと分泌している妊婦さんはしっかりと陣痛がくるとも言われているそうです。

2つ目は母乳分泌を促す役割で、オキシトシンの分泌量が多いと乳腺の発達を促し母乳の出もよくなります。感情への作用としては、オキシトシンが分泌されることで、母親は赤ちゃんを愛おしく感じるようになり、母性愛が強まると言われています。

オキシトシンは妊娠・出産と関わって自然と分泌されるといわれていますが、皮膚感覚刺激(鍼灸やマッサージ)で母体がリラックスすることによって、分泌することもわかっています。

ですから妊娠中から鍼灸や整体やオイルトリートメントでケアしていくと身体だけでなく心も安定し、不安が少なくお産に臨むことができ、安全にお産することができるのです。