アロマトリートメント

 アロマとは?

アロマテラピーとは「芳香療法」という自然療法の一つです。
植物には様々な香りの成分が含まれており、その香りの成分を抽出した「精油」を用いて心身の健康を図るのがアロマテラピーです。
精油は花、種子、葉、芯材(樹木)、樹脂、果皮などから抽出されます。
精油の芳香成分が鼻から脳へ伝達され心や体に様々な効果をもたらします。またマッサージやお風呂などに使用した場合は、皮膚から血液・リンパ液へ吸収されて効果をもたらします。

なぜ整骨院がオイルトリートメントをするのか?

漢方薬が自然の生薬を口から摂取することに対し、アロマトリートメントは皮膚からオイルという形状の植物である精油を摂取することです。
ですので、アロマテラピーも漢方薬と同じく「病気そのものにこだわらず、体質を改善することによって健康に導く」という考え方に基づいています。
その理由から当院でのアロマテラピーを「メディカルハーブ療法」と呼んでいます。

東洋医学の基本である陰陽五行説に基づいたオイルを用い、更に筋肉など体のプロフェッショナルである整骨院の治療家によるトリートメントで、患者様の基本の体質を抑えながら症状の緩和や定期的な心身のメンテナンスのお役に立ちます。

 なぜオイルトリートメントが必要なのか

アロマテラピーの精油の吸収ルートには①嗅覚から②呼吸器から③皮膚からの3つのルートがあります。
オイルトリートメントを行うことで、この3つの吸収ルート全てから精油の成分を吸収できるのです。
体質に合わせた精油の効果を余すことなく発揮するためにもオイルトリートメントが最も効果的だと考えられます。
また、下の項目のようにオイルトリートメント自体の効果も相乗効果として加えることができます。

1.神経系のバランスをとる

皮膚は脳神経とつながる終末器官です。その皮膚に心地よい刺激を与えることで、心を落ち着かせる効果や疲労感を取り除く効果があります。

2.老廃物などを排出しやすい身体をつくる

トリートメントにより、体内の水分が移動するので、老廃物や余分な水分などが排出されやすくなります。
継続することで、毒素をためにくい体質へと変化していくので、精油との相乗効果で諸症状に対応できます。

3.新陳代謝を高める

トリートメントを行うと血行が促進されるため、新鮮な血液や栄養素を細胞に届けることができます。
また、老廃物や疲労物質を回収するリンパ液を刺激することで、肝臓や腎臓に老廃物を迅速に届けることができるため、新陳代謝を促す効果もあります。

4.筋肉や関節を柔軟にする

適度な刺激を送るトリートメントは、筋肉を柔軟にする効果があります。
筋肉を柔軟にすると関節が動きやすくなるため、ケガの予防にもつながり、さらに運動時に発生する乳酸や疲労物質の除去を早めることもできます。

5.皮脂腺の働きを高める

精油や植物油の有効成分は、トリートメントによって体に浸透していきます。
それにより各細胞まで有効成分が届き、皮膚の潤いや弾力を高める効果があります。
さらに、皮脂腺の働きを高める効果があるので、肌の色つやを良くすることもできます。