浦安で自律神経の乱れや気分の落ち込みにお悩みの方へ|鍼灸と脳のネットワーク「DMN」の関係

「しっかり寝たはずなのに、疲れが取れない」
「気分が落ち込みやすく、何をするにも気力が湧かない」
「考え事が頭から離れず、夜になっても気持ちが休まらない」
「肩こりや頭痛、不眠が続き、身体も心もすっきりしない」

このようなお悩みはありませんか?

ストレスが続くと、気分の変化だけでなく、睡眠や身体の緊張、疲労感などにも影響が現れることがあります。

セドナ鍼灸治療院 浦安院では、こうしたお悩みに対して、症状だけを見るのではなく、睡眠や生活習慣、身体の緊張、自律神経の働きなどにも目を向けながら施術を行っています。

今回は、うつ病と脳の働きの関係、そして迷走神経刺激に関する研究を参考に、鍼灸と自律神経について解説します。

うつ症状と関係する脳のネットワーク「DMN」とは?

DMNとは「デフォルトモードネットワーク(Default Mode Network)」の略称です。

これは、何かに集中して作業しているときよりも、ぼんやりしているときや、過去の出来事を思い返しているとき、自分自身について考えているときなどに活動する脳内ネットワークです。

例えば、次のような経験はないでしょうか。

・過去の失敗を何度も思い出してしまう
・将来のことが心配で、考えが止まらない
・仕事が終わっても頭が休まらない
・布団に入ると、次々と考え事が浮かんでくる

こうした思考の繰り返しは「反芻思考(はんすうしこう)」と呼ばれます。

DMNは記憶や自己認識などに関わる重要なネットワークですが、うつ病では、その活動やほかの脳領域とのつながり方に変化がみられることが研究されています。

ただし、DMNが強く働いていることだけで、うつ病と診断できるわけではありません。また、DMNは誰にとっても必要な脳の働きであり、活動を単純に抑えればよいというものでもありません。

大切なのは、脳の働きを一つの原因に決めつけず、心身の状態を総合的に捉えることです。

迷走神経への刺激と、うつ病に関する研究

今回参考にしたのは、2016年に医学雑誌『Biological Psychiatry』に掲載された研究です。

論文タイトル:
Transcutaneous Vagus Nerve Stimulation Modulates Default Mode Network in Major Depressive Disorder

日本語では「経皮的迷走神経刺激は大うつ病性障害におけるデフォルトモードネットワークを調整する」という内容です。

この研究では、軽度から中等度のうつ病患者を対象に、耳への電気刺激による経皮的迷走神経刺激(tVNS)を行い、脳の機能的なつながりをfMRIで評価しました。

当初49人が参加し、最終的に34人のデータが解析されました。

その結果、4週間の刺激を受けたグループでは、偽刺激のグループと比較して、うつ症状の評価尺度に改善がみられました。また、DMNとほかの脳領域との機能的なつながりにも変化が確認されました。

この研究は、迷走神経への刺激と、うつ症状や脳のネットワークの変化との関連を検討したものです。

一方で、対象人数が限られていること、途中で参加を終了した人がいることなどから、結果をすべての方に当てはめることはできません。

また、研究で行われたのは耳への電気刺激であり、一般的な鍼施術と同じ方法ではありません。

それでも、身体への刺激が神経系の働きや脳のネットワークにどのように関係するのかを考えるうえで、興味深い研究の一つです。

自律神経と身体の緊張は、どのように関係するのか?

自律神経は、心拍、呼吸、消化、発汗など、私たちが意識しなくても働く身体の機能を調整しています。

その中でも、迷走神経は副交感神経系の重要な神経であり、心臓や消化管など、さまざまな臓器の働きに関わっています。

強いストレスが続くと、睡眠や呼吸、筋肉の緊張などに変化が現れることがあります。

例えば、

・首や肩に力が入り、こりが抜けにくい
・呼吸が浅くなり、リラックスしにくい
・寝つきが悪い、途中で目が覚める
・疲れているのに、頭の中では考え事が続く
   といった状態です。

ただし、これらの症状がすべて自律神経の乱れによって起きているとは限りません。身体の病気や睡眠障害などが関係している場合もあります。

だからこそ、気分の問題だけ、あるいは筋肉の問題だけと決めつけず、心身の状態を丁寧に確認することが大切です。

セドナ鍼灸治療院 浦安院が大切にしていること

当院では、うつ症状や自律神経の不調に関連するお悩みについて、現在の症状だけでなく、日常生活や身体の状態も含めて確認し、鍼灸と整体を組み合わせた施術を検討します。

具体的には、次のような点を大切にしています。

1.現在のお悩みと生活背景を確認する

睡眠の状態、疲労感、ストレス、仕事や生活のリズムなどを伺い、どのようなときに不調が強くなるのかを確認します。

2.首や肩、頭部などの緊張を確認する

首肩こり、頭の重さ、食いしばりなど、身体に現れている緊張の状態を確認します。必要に応じて、鍼灸や整体によって筋肉の緊張や不快感の軽減を目指します。

3.無理のない刺激で施術を行う

心身の不調があるときは、刺激に敏感になっている方もいます。その日の体調やご希望を確認しながら、施術内容を調整します。

4.睡眠や生活習慣も含めて考える

施術だけですべてを解決しようとするのではなく、休息の取り方や生活リズムなど、日常生活で見直せることも一緒に考えます。

鍼灸によって、すべてのうつ症状や自律神経の不調が改善するわけではありません。しかし、身体の緊張や不快感を和らげ、休息を取りやすい状態を目指すことは、心身のケアを考えるうえで大切な視点です。

うつ症状や自律神経の不調でお悩みの方へ

気分の落ち込みや不眠、慢性的な疲労、首肩こりなどが続いていると、身体だけでなく、日々の生活そのものがつらく感じられることがあります。

そのようなときは、無理に頑張り続けるのではなく、ご自身の心身の状態を見つめ直す時間をつくることも大切です。

セドナ鍼灸治療院 浦安院では、お一人おひとりのお悩みを伺い、身体の状態に合わせた鍼灸・整体によるケアをご提案しています。

浦安で鍼灸院をお探しの方、自律神経の不調に関連する身体の緊張や不眠、慢性的な疲労などでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

なお、気分の落ち込みが長く続く、日常生活に支障が出ている、強い不安や不眠がある場合は、医療機関への相談も大切です。鍼灸は医療機関での診断や治療の代わりになるものではなく、必要に応じて医療と併用することをおすすめします。

セドナ鍼灸治療院 浦安院

鍼灸と整体を通じて、身体の状態を丁寧に確認し、心身の健康を支えるお手伝いをしています。

参考文献・論文

Fang J, Rong P, Hong Y, et al.

Transcutaneous Vagus Nerve Stimulation Modulates Default Mode Network in Major Depressive Disorder.

Biological Psychiatry. 2016;79(4):266–273.

DOI:10.1016/j.biopsych.2015.03.025

論文掲載ページ(PubMed):
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25963932/

論文全文(PubMed Central):
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC4838995/