症例報告:リウマチ

千葉県浦安市セドナ鍼灸院の大谷です。

リウマチによる関節の腫れや痛みに対する鍼灸の効果はWHO(世界保健機構)でも認められており、

実はリウマチの症状を改善するために鍼灸治療を受けているという人は多くいらしゃるのではないでしょうか?

しかし劇的に変化させる魔法のような施術ではなく、医療設備の整っていない地域では患者さんに寄り添い体を根本から良くし

自らの自然治癒を促す施術になります。

【主訴】

慢性関節リウマチ

【性別】

50代 女性 M.H様

【病歴】

3年前関節リウマチと診断されました 

病院から頂いた薬を飲んでいるが、一向に良くなることはなく、今年の春から微熱の症状が出てきた

【検査結果】

リウマトイド因子・抗CCP抗体などが陽性

肝機能数値AST125

尿検査で尿蛋白は「+2」

【東洋医学的所見】

舌診:淡白舌

脈診:濡脈

腹診:胃土邪気有

考察:肝脾不和

【治療経過】

1診目~11診目

脾経の湿邪が顕著に診られたため、脾経の去湿を中心に施術

施術をしているうちに、肩こり、腰痛などの症状は改善

12診目

病院で血液検査を受け、炎症の数値(CRP)少し下がっていた

肝機能AST125→82

尿検査で尿蛋白は+1

16診目

病院でリウマチの検査を前回から2ヶ月ぶりに受け、

CRPは正常値に戻っていた。

微熱もなくなり、関節のこわばりが少し残る程度

肝機能AST125→33

(4診目より薬服用なし)

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