冷え性

浦安にあるセドナ鍼灸治療院の大谷です。

冷えの改善に鍼灸が効果的なのはご存じですか?

冷え性改善には東洋医学

秋もだんだんと深まり、寒くなってくると気になるのが体の「冷え」です。実は、「冷え性」には西洋医学的に明確な診断基準はなく、冷えやすい体質や自覚症状のことを総称して「冷え性」といいます。漢方や鍼灸など東洋医学の分野で、効果的な治療法が研究されてきました。

冷え性の原因ってなに?

 原因はいくつか考えられますが、今回は冷え性の原因として外せない、血液循環と自律神経の関連についてご紹介します。

自律神経には「交感神経」と「副交感神経」の2つがあり、片方が活発な時は、もう片方の働きが抑えられるというバランスで働いています。

*交感神経

アクティブに動いているときや、ストレスを感じているときに優位になる。

血管を収縮させるなどして、血行が悪くなることがある。

*副交感神経

リラックスしているときや、安静にしているときに優位になる。

血管を拡張するなどして、血行を良くすることがある。

ある研究では、冷え症の人はそうではない人に比べて副交感神経の活動が低く、交感神経活動が高かったと報告しています。また、末梢の血液循環では、冷え性の人の血流量が少なく、皮膚の温度も明らかに低かったとのことです。このことから、交感神経が緊張するといった自律神経失調に伴い、血液循環が悪くなり、冷え性を引き起こすことが明らかになっています。

体が冷えると、どうしていけないの?

 冷え性は冷たくてつらいというだけでなく、病気や症状の引き金になる可能性が高いからです。「お腹が冷えて痛くなった」といった経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか。生理不順や不妊症などの婦人科系疾患、更年期障害、アトピー性皮膚炎、気管支喘息、関節リウマチ、腰痛、肩こり、頻尿、膀胱炎、過敏性腸症候群(IBS)、下痢、慢性疲労、不眠など様々な病気や症状に関連していることがわかっています。

鍼灸で冷え性を改善

食事や運動、睡眠などの生活習慣の改善や、漢方、もちろん鍼灸も冷え性の改善に効果的です。そのつらい冷え性、ぜひ私たちにお任せください。鍼で部分的に刺激をすることで、自律神経を介して血管を拡張させ、血行を良くすることで、冷え性の改善効果が期待できます。また、冷えに効くツボに温かいお灸を据えることも、効果的です。全日本鍼灸学会によると、鍼灸治療は冷え性の50~70%の人に効果があり、その効果も数時間から数日持続することが確認されています。

冷え性にはぜひ、セドナ鍼灸治療院にご相談下さい。

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