汗、しっかりかけていますか?
こんにちは。セドナ鍼灸院セラピストの小林です。
夏になると汗がドバドバと出てくる人がいますが、実は汗をかけない人も結構多いのです。
実は重要な『汗』。
汗をかかなくなると体温調節ができなくなり、熱中症になりやすくなるので要注意です!
体質だから仕方がないと思っている方もいると思いますが、実は体質だからこそ改善できます。
東洋医学での汗は体の津液と言われ、津液は体の中のキレイなお水のイメージです。
体内の陽気・熱で津液を蒸発させて毛穴から汗として体外に出てくるという働きをしています。
もし汗が出にくい場合は、汗になる原材料が足りていない状態、津液不足かもしれません。
その他では、体が冷えていて津液を蒸発させる力がない陽気不足、
毛穴が閉じていることで汗が出にくくなっていることも考えられます。
では、この3つのタイプについて、オススメの食べ物とともにご紹介していきますね。
◎津液不足・陰虚
・肌が熱くなるが汗が出ない
・熱がこもっている感じがする
・口や喉が乾燥しやすい
・頬が赤い
・手足が火照る
・便秘気味・ころころ便
・肌や髪の毛が乾燥している
・耳鳴り・めまい
・足腰が怠い ・睡眠の質が悪い・寝汗をかく
上記に当てはまる項目が多い方は、心身共に疲れている傾向があります。
原因として、過剰なストレス・揚げ物・辛いものを食べすぎている
暑くて乾燥している環境にいることが多い
更年期前後の女性や手術後、産後、病み上がりなどの方にも多くみられます。
潤いを補う食べ物がオススメ
【黒豆・白きくらげ・大豆・トマト・レンコン・きゅうり・豆腐・豚肉・梨・スイカ】
◎陽気不足
・寒がり・冷え性・低体温
・足腰が怠い
・脱力感・倦怠感
・肥満体質・むくみやすい
・冷たいものを摂ると下痢気味になる
・生理痛・生理が遅れる
原因として、長期的な飲食の不摂生が考えられます。
冷たいものを好む方、生野菜のサラダ、お刺身、アイスコーヒー、アイスクリーム、果物を多く摂っている
夜更かし、徹夜、過労、冷房環境に長くいるなど
食生活では、身体を冷やしたらその後、温かいスープやお茶を飲むなどの工夫をするだけでも変わってきます!
冷房にあたりすぎているなと感じる方は、しっかり睡眠をとることが大切です。
また、日中室内で体の冷えを感じたら、陽の光を背中に当てて3分~5分程温まり陽気を集めることもオススメです。
陽気を補う食べ物がオススメ
【牛肉・羊肉・ショウガ・シナモン・ニラ・かぼちゃ・くるみ・桃など】
◎毛穴が閉じているタイプ
・一時的に汗が出なくなっている方
・長期間湿気が多い環境に住んでいたり、冷房などで風邪をひいて発熱、くしゃみ、鼻水がでた
・湿気により、頭が重だるい、身体がだるい、関節痛がある
・手足がしびれる・汗がべたべたする
梅雨時期から今の時期も湿気が多く、身体の除湿がうまくできていないかもしれません。
除湿効果のあるツボ 「承山」 つま先立ちをしたときにふくらはぎにできるくぼみ

除湿にオススメ食材 【山芋、とうもろこしのひげ茶、あずき】
いかがでしたでしょうか?何か当てはまりましたか?
汗がかけなくなると、津液は理想のキレイなお水ではなくなり、濁った状態でどろどろと停滞しやすくなります。
サラサラで栄養に満ちた、体を滋養することのできる津液が流れていれば、肌や粘膜を潤したり、関節や骨髄を養って、血液濃度を調節する働きをしてくれます。
何か気になる事がございましたらお気軽にご相談ください。
投稿者プロフィール
最新の投稿
ブログ2023.05.24理想の来院頻度ご存知ですか?
ブログ2023.05.06新型コロナ感染症の後遺症について
お知らせ2023.04.212023年5月スケジュールカレンダー
ブログ2023.04.17美容鍼とニキビの関係