疲れが取れないのは、なぜ?

こんにちは。セドナ鍼灸院セラピスト小林です。

毎日暑い日が続きますね。

ちょうど今は夏の土用期間となります。(7月20日~8月6日)

土用とは、それぞれ季節の変わり目に当たるため、体調を崩しやすい時期でもあります。
無理をしないようにと昔から注意されてきた期間となります。

暑さで体力がなくなり、夏バテしやすい時期なので、精が付くうなぎや、疲労回復効果のある梅干しや瓜、うどんなどを食べると良いとされています。

土用期間は無理をせずに、胃腸に優しい食べ物で休養してくださいね!

そんな中、疲れがなかなか取れない、寝ても寝ても常に眠い、十分寝ているが1日中あくびがとまらない、、というお悩みでご来院されることがあります。

なぜ、疲労感が残り、眠気がおさまらないのでしょうか?

今回は東洋医学から見る、疲労感の原因をお話ししていきます。

疲労感は胃腸との関係が深いとされています。

消化器系、胃腸の強さ、体内に湿気が溜まっているかどうかで変わります。

胃腸が弱い人は消化能力が低下しているので、消化できないものが体内に溜まり、水捌けも悪くなる。そうすることで、身体のだるさを感じます。

そして、胃腸が弱っているとだるさだけでなく、様々な不調を引き起こします。

では原因とされる2タイプをご紹介していきますね。

脾気虚

・疲れやすい・疲れが取れない

・眠くなりやすい

・食事の後睡魔に襲われやすい

・動きたくない

・お腹が張りやすい

・消化不良

・食べたくてもお腹が空かない

・軟便気味

・むくみやすい

・顔色に血色がない ・黄色、白っぽい 特徴

原因

・飲食の不摂生  無理なダイエット

・暴飲暴食→食べない時は全く食べない、食べるときはがっつり食べる

・3食食べる時間がバラバラ

・早食い  ・噛まずに飲み込む

・辛い・味濃い・脂っこい・冷たい・生もの・揚げ物・加工食品が多い

・外食が多く、常にビールを飲んでいる

・寝る直前に夜食を食べる

・生活リズムの乱れ

・過労

・思い悩み過ぎる

・病み上がり・手術後・出産後  など

・運動不足  

・無理なダイエット

改善法

◎コンビニ弁当、生野菜サラダ、から揚げなどの揚げ物を控える

◎自炊がお勧め  鮭弁当や野菜炒め弁当などは◎

◎アイスコーヒーや冷たいお茶を控える

◎腹八分目    

◎20分かけてよく噛んで食べる

食材 山芋、さつまいも、ジャガイモなどのイモ類

   かぼちゃ、白米、キノコ類、卵、豚肉、鶏肉

 ◎ストレッチやヨガ、ラジオ体操など気軽にできる運動を行ってみてください

 ◎オススのツボ  足三里

湿困脾

脾気虚になりやすく、春夏に症状が悪化しやすい方

・寝ても寝足りない

・疲れているように感じる

・体がだるい

・頭が重い

・力がでない・動きたくない

・浮腫みやすい・ゲップが多い

・食欲がない

・お腹が張る。軟便・下痢気味

・関節が痛い

・おりものが多い

外的原因

・湿気が多い環境にいる

・床に座る事が多い、床で寝ている

内的原因

・水分の摂りすぎ

・脾胃が弱っている中での、乳製品・揚げ物・甘いもの・冷えているものを摂りすぎる

◎運動不足の方はできることでいいので動かしていきましょう。

また先ほどの脾気虚よりもさらに体の除湿をした方が良いです!

運動やお風呂でじんわりと汗をかいてみてください♪

汗をかきたいと思って、無理してしまうとバテてしまいますので、

適度にしましょう!

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