腸活と骨盤矯正
こんにちは。セドナ鍼灸院の小林です。
最近“免疫“の観点から、注目されている『腸活』ですが、
皆さんは何か気を付けていらっしゃいますか?
・昔から便秘症
・下剤を飲まないと出ない
・出ていても軟便気味
・お腹が張ってしまう
など様々なお声を伺います。
そして、腸内環境を整えようと食物繊維や発酵食品を摂取するなどの「腸活」をしたことがある方はきっと多いはずです。
食生活はもちろん大切なのですが、腸活のための自律神経調整や骨盤矯正という観点から
お伝えしていきます。
腸は“第二の脳”
基本的に知られている腸は、食べ物を消化して、栄養や水分を吸収し、老廃物を排出する臓器です。
それだけではなく、腸は第二の脳と呼ばれるほど、重要な役割を果たす臓器。
腸と脳は「迷走神経」でつながっており、身体中のさまざまな臓器に達しています。
この関係は「腸脳相関」と呼ばれていて、腸は睡眠、行動、気分などの生命維持に重要な機能を果たす、「神経伝達物質」の生産を指示するという重要な働きも担っています。
たとえば「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンは、腸からの指令により脳で生産されてコントロールされます。腸が不調だと、不安になりやすいなどの支障も出てしまうのです。
すなわち腸に問題を抱えている人は、身体全体にも問題を生じやすく、逆にいえば腸を元気にすることで心身のあらゆる問題が解決する可能性があるといえます。
腸活しても治らない便秘や下痢の原因は、自律神経の乱れ?
食生活や適度な運動をしてもなかなか良くならない?という方もいらっしゃいますね。
食生活では、発酵食品や食物繊維を積極的に摂取することは、腸内の細菌のバランスを整え、腸内環境の改善するためには必須です。
また、運動では便を押し出す腸腰筋をウォーキングなどによって鍛えると便通が良くなります。
腸活を意識して生活していても変化がないという方、
もしかしたら「自律神経の乱れ」が関わっているかもしれません。
自律神経とは内臓や代謝などの機能を常に管理する神経のことで、心や体を活発にする「交感神経」とリラックスさせる「副交感神経」の2種類があります。
しかし2種類の自律神経のバランスは、ストレスや不規則な生活習慣などによって崩れてしまいます。
こうした自律神経の乱れによって、腸の活動は鈍り、「腸活」してもなかなか改善されないという事態に陥ってしまいます。
そもそも腸は副交感神経が優位に働いていないと活発に活動しないからです。
自律神経のバランスが崩れ、交感神経が優位に働いている時は、脈や呼吸も早くなり消化活動にエネルギーを割くことができなくなります。
結果、腸の蠕動運動が停滞し、排便がうまくできなくなってしまうのです。
そして、そんな自律神経の乱れを加速させるのが、「体の歪み」。
骨盤の歪みは神経の集中する背骨の歪みも引き起こし、物理的に神経を圧迫して流れを悪くしてしまうということ。
つまり骨盤矯正をすることよって体の歪みを整えることが、自律神経のバランスの改善や、腸の状態の改善にダイレクトに効果を発揮していきます。
また骨盤や腹膜の歪みによって負担がかかっていた筋肉がほぐれることで、副交感神経が働きやすくなり、腸の活動も活発になります。
正しい腸活ってなんだろう??
腸活をしようとしていると、一番手っ取り早い?と始めるヨーグルト生活。
乳酸菌やビフィズス菌は果たして自分の体に必要なのか。。。と考えたことはありませんか?
もともと日本人の腸内には善玉菌と呼ばれるビフィズス菌はフランス人の2倍、中国人やスペイン人の10倍もビフィズス菌が棲みついているそうです。
そんなに善玉菌を増やしていては逆にリスクも生じるのでは?と疑問視されいるところも、、、
そして偏った食事も、理想の腸は手に入りませんよね?
張り切って腸に良さそうなものを摂取しようとすることよりも、旬のものを取り入れたり、体と相談して冷やしすぎない、消化に優しい“食養生”を取り入れていくことも良いのかもしれませんね。
サプリメントに頼る前に、身体の環境を整える事が大切です。
当院では、自律神経の調整や骨盤矯正など、鍼灸・整体治療で患者様のお悩みに合わせたオーダーメイド施術を行っております。
腸活だけではなくその他でもお気軽にご相談ください。
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