眼精疲労

「眼精疲労」という言葉は「疲れ目」と混同されがちですが、医学的には一時的な目の疲れを「疲れ目」と言い、慢性的な目の疲れを「眼精疲労」と呼びます。

眼精疲労によって目以外の症状を引き起こしてしまうことも多く、「たかが目の疲れくらい」とあなどることはできません。

目以外の症状としては、 肩こり、頭痛、吐き気や食欲不振等の消化器の不調、イライラや不安感等の精神状態への影響など広範囲に及びます。

一見関係のない症状にも思えますが、目の疲れによって物が見えにくくなり、目を凝らすために頭を固定し、目の位置を一定に保つために頸や肩の筋肉が緊張してしまいます。

それが肩こりや頸の痛み、頭痛の原因になってしまうことがあるのです。

また、そのような緊張状態が消化器系や自律神経系に悪影響を及ぼし、全身の不快な症状を呼び起こしているとも考えられるのです。

眼精疲労の原因

眼精疲労や疲れ目は、眼球を支える筋肉やピントを合わせる毛様体筋が疲労することで起こります。

特にパソコン作業中は前傾姿勢になりやすい上に、まばたきの回数も少なくなるので、首コリや肩コリ、ドライアイも併発しやすくなるので注意しましょう。

テレワークになってから雑務が減ったためパソコンを連続して長時間見るようになった、という方も多くいらっしゃいます。

意識してパソコンの画面や液晶を見ない時間を作る、ということも重要です。

また、ストレスと眼精疲労は一見関係なさそうに思えますが、ストレスによって自律神経は過剰に反応します。

その結果、目の筋肉や神経といった微細な組織に影響が及ぶこともあります。

交感神経優位になってしまい、緊張状態が続くと涙の分泌が抑制されてしまい、ドライアイにもなりやすくなります。

目の疲れ以外に胃の不快感やイライラなど思い当たる症状のある方は、ストレスが原因の眼精疲労かもしれません。

東洋医学的に目の疲れは肝臓

東洋医学では「目」の機能を司るのは「肝」の役割だと考えます。

「肝」というと“=肝臓”と捉える方もいらっしゃるのですが、臓器そのものをあらわすのではなく、肝に代表される体の機能のことを指します。

肝の役割はほかにもあり、肝の機能が低下していると、目の疲れ以外にも以下のような症状が起こると考えられています。

・筋肉痛や肩こりなどが起こる

・寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなる

・怒りっぽくなる等、感情の起伏が激しくなる

・集中力の低下

・薬の副作用が強く出る

・貧血

・生理痛が強くなる

セルフケア

目の周りの筋肉のコリをほぐし、血行不良を改善するとこで眼精疲労を緩和することが出来ます。

ただし、全身に症状が出てしまうほどの眼精疲労ではセルフケアで完全に改善させることは難しくなります。

症状が重くなったり、慢性化してしまう前に日頃のケアとして習慣化するのがおすすめです。

■おすすめのツボ

晴明(せいめい):左右の目の目頭から少し鼻よりの窪みのあるところのツボです。

                  母指の腹でツボをあてゆっくりと小さな円を描くように押します。

陽白(ようはく):眉の中央から親指1本分上にあるツボです。

         くぼみが小さいのでわかりにくいかもしれませんが、周辺を刺激してみて心地よい痛みを感じる部分が陽白です。

太陽(たいよう):こめかみから目尻に、少し窪んでいるところのツボです。

                  中指の腹でツボをあてゆっくりと小さな円を描くように押します。

特に太陽は、別名「眼医者ごろし」と呼ばれ「この経穴を押していれば眼病とは無縁になるため、眼医者が失業してしまう」という意味がこめられるほどの効果が期待されています。

眼が少し疲れたな、と感じたときに是非マッサージしてみてください。

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