生理痛と東洋医学
最近、生理痛や生理周期のズレについてのお悩みを頂くことも多くあります。
生理に伴う不快な症状の代表として、下腹部痛、腰痛、吐き気、頭痛、脱力感などの身体症状のほかに、イライラや憂うつなどの精神症状があります。
よく生理の1週間位前から症状が始まり、生理とともに症状が良くなる方がいますが、これを月経前緊張症といい、程度の差はあるものの、女性の約50%が経験しているといわれています。
女性の生理痛や肩こり、頭痛を東洋医学の考え方をもとに、タイプ別に分類してみました。
気滞タイプ→気のめぐりが滞っている
体質:生理前から下腹部の張りや痛みがあり、胸が張る。
むくみや頭痛が出やすくなる。
経血の色が暗い。
落ち込みやすくなったりイライラしやすくなる等の自律神経の乱れの症状が出やすくなる。
血瘀タイプ→血のめぐりが滞っている
体質:腹部に強く刺すような生理痛がでる。
経血の色が赤黒く血液の塊がある。
舌や唇に血が溜まり、紫色になる。
気血虚弱タイプ→気・血が不足している
体質:生理中から生理後にかけて、腰や腹部に痛みが出る。
経血が薄く赤色で量は少ない。
貧血、立ち眩み、末端の冷え。
舌の色が淡いピンク。
湿熱タイプ→水・熱がこもっている
体質:生理前からお腹に鈍痛や熱感がある。
普段から黄色いおりものがある。
舌の色は赤く、舌の苔は黄色で舌が浮腫む。
寒邪タイプ→身体の芯が冷えている
体質:生理痛は腹部を温めると楽になる。
経血の量は少な目で、色は暗く淡い
普段から透明で水っぽいおりものがある。
手足が冷たく、寒がり。
同じ生理痛や生理前の体調不良でもこれだけのタイプに分類することができるのです。
「痛みがあるから痛み止めを飲む」のではなく、日頃からご自身のお身体を注意深く見る事が大切です。
そして食べるもの等、身体の中に取り込むものを見直したり、血流が滞らないように生活習慣を見直してみる事をお勧めします。
それが、月経時の体調不良を改善することに繋がります。
あなたの身体を根本から整える為に、日常生活から東洋医学を取り入れてみたらいかかでしょうか?
セドナ鍼灸院では、鍼灸やアロマトリートメント、漢方ハーブ浴『葉マム』を用いて女性の身体の体質改善に向き合っています。
お悩みがあれば一度ご相談ください。
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