東洋医学について②~鍼ってなんで効果があるの~

浦安駅から徒歩1分セドナ鍼灸治療院の大谷です。

鍼灸はなぜ効くのか?東洋医学の理論

ヒトの身体には14本の経路が通っており、その経路上には670種類ほどのツボがあります。東洋医学では、この経路の流れが悪くなることで病気につながると考えられており、経路上にあるツボは病気が現れる場所だとされています。そのツボを鍼灸で刺激すると、エネルギーの流れを取り戻し、症状をやわらげることができるというのが東洋医学上の理論です。継続して治療を続けることで身体の悪循環を断ち、体質改善をはかることが可能となります。臨床経験に基づき、43疾患に対しての効果が認められています。

科学的に説明できる鍼灸のメカニズム

鍼は身体の中へ刺すもので、皮膚・筋肉・神経を刺激します。一方でお灸は熱によって体表を刺激します。刺激=侵害を受けたヒトの身体は自己を治そうとする抵抗力が高まり、身体の状態を変えていくことになります。鍼やお灸の刺激は僅かなものですが、身体の中では免疫機能が働くために血流動態が変化して大きな動きに繋がっていきます。鍼や灸を行った場所に鎮痛物質が生じたり、脳内で鎮痛作用が生じたりという動きも見られます。

身体や脳内では刺激=侵害なのですが、鍼をされると温まって気持ちがいいという感覚が生まれるのは、不思議なものですよね。