女性ホルモンと幸せホルモン♪
こんにちは。セドナ鍼灸院の小林です。
前回の“更年期症状とホルモンの関係”に続き、女性ホルモンとの上手な付き合い方をお話していきたいと思います。
女性ホルモンは残念ながら増やすことはできません。
ですが、減少していっても元気で自分らしく人生を楽しみたい!
そんな皆様を応援していきたいセドナ鍼灸院です。
幸せホルモン 『セロトニン&オキシトシン!』
更年期にエストロゲンが減少していくことで、自律神経が乱れた症状が現れるとお伝えしましたが、イライラや不安感はメンタルホルモンといわれる、セロトニンとオキシトシンの分泌にも関係してきます。
◎セロトニン
・精神を安定させ、安らぎを与えてくれるホルモン
・感情をコントロールし心のバランスを整えてくれたり、前向きで明るく、ストレスに強い心に導いてくれる
・アドレナリンやドーパミンが暴走するのを抑え、常に平静を保つ
・自律神経のバランスを整える
◎オキシトシン
・幸福感や愛情、楽しさをもたらすホルモン
・セロトニンと同じく心を落ち着かせるホルモンで、好きな人や親しい人とのスキンシップでも分泌される
・子宮に受容体が多くあり、女性ホルモンのエストロゲンと深い関係がある
最近では、“子宮収縮のホルモン”以外に、ストレス抑制・痛みの緩和・免疫活性・血圧を下げる・皮膚のバリア機能強化などの効果も分かってきているという。
この2つのホルモンの違いは、“人との触れ合い“で分泌できるかできないかが変わります。上記の通り、セロトニンは1人でも分泌できるのですが、オキシトシンは人との触れ合いで分泌されます。
体に現れる悩みだけではなく、ココロに影響してくるこれらのホルモンが共にバランスを崩してしまうことで、更年期症状が悪化していってしまいます。
セロトニンを増やすには?
セロトニンは脳内にある神経伝達物質なので、脳で作られていると思われがちですが、腸内で作られているといわれています。
脳内で生産されているセロトニンは3%程度なのに対し、腸内では95%生産されていて、胃腸は脳のコントロールなしに胃腸にあるホルモンを分泌しています。
セロトニンは、腸内で腸内細菌によって、セロトニンのもととなるものが作られて脳に送られた後、セロトニンになります。
腸内環境が良い状態だと十分な量のセロトニンが脳に送られるため、リラックスできますが、反対に腸内環境が悪いとセロトニンのもとは腸内で使われるため、脳に十分な量が送れず、イライラを引き起こすと考えられています。
セロトニンは、食べ物からしか摂ることのできない必須アミノ酸の一つ「トリプトファン」からつくられるので、「タンパク質」を意識した食事がオススメです。
他にも朝、陽の光を浴びることやリズム運動でセロトニンを増やしていくことができます。
オキシトシンを増やすには?
オキシトシンの分泌を促す方法では、“タッチング(肌と肌を触れ合わせること)”が効果的です。家族、恋人、友人とのスキンシップやマッサージ、ハグなどに限らず、直接肌が触れなくても、楽しく食事することや心を通わせるだけでも良いです。他にも、感動することや人に優しくすることでもオキシトシン分泌の促進につながります。
体の中からケアするには、ビタミンC・ビタミンD・マグネシウム・タウリン・カフェインなどがオキシトシンの合成に関わっているので、ぜひ積極的に取り入れていきましょう。
またアロマテラピーを活用し、好きな香りの天然精油でリラックスすることがオキシトシンの分泌を促せることが研究で判っているそうです。
更年期の女性ホルモンの減少だけに限らず、女性は1か月の中でもホルモンの変動がありますね。
なんだか不調気味?気分の浮き沈みが激しい?など自分でコントロールができないことがあります。
でも安心してください。そんな時は、この2つの幸せホルモンを高めて女性ホルモンと上手く付き合っていきましょう。
当院では、鍼灸や整体施術以外に、オイルトリートメントやアロマテラピーなどでも症状に合わせてアプロ―チしていきます。
〈大事な患者様のお身体を考え、質・抽出方法にこだわったDrエバーハルト社の有機栽培の精油のみを使用しています〉
何か気になる症状がございましたら、お気軽にご相談ください。
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