ホルモンと更年期

こんにちは。セドナ鍼灸院の小林です。

当院では、鍼灸で自律神経失調症やレディーストータルケアを得意とし、施術をさせていただいております。

その中で、更年期の症状でお悩みの方が多いので、今回はホルモンのお話をしていきたいと思います。

35歳をピークに女性ホルモンは減少していきます。早いと20代後半からはPMSなどでも悩まされることもあるでしょう。

更年期に今までに体感したことのない体やココロの不調を感じるのは、女性ホルモンと自律神経が関係していました。

ホルモンとは?

ごく少量で働いて、体のいろいろな機能の調整をしてくれています。何万種類とあり、100年くらい研究されているのがホルモンです。

甲状腺などの内分泌線の他、全身で作られてゆっくりじんわりと血液中に放出したり、体の中の遠くの場所へ届けることができます。

【女性ホルモン】~卵巣から分泌される2つのホルモンについて~

◇エストロゲン(卵胞ホルモン)

→排卵前に分泌量が増え、月経により剥離・脱落した子宮内膜を再生する

・女性らしい身体や肌を作る

・自律神経を安定させる

・基礎体温を下げる

・骨量を保持する

 ◆プロゲステロン(黄体ホルモン)

→排卵後、卵巣に残された卵胞が黄体になり、プロゲステロンが分泌される

・受精卵が子宮内膜に着床しやすい状態を整え、妊娠後は妊娠を維持する働きをする

・人により腹痛、腰痛、頭痛を引き起こしたり、むくんだり、精神的に不安定にする

・体温を上げる

・体内の水分を保持する

・食欲増進

などがあげられます。

更年期症状とは??

更年期症状とは「副交感神経」を優位にする機能が落ちるということ です。

40代〜50代というのは会社で責任を負う立場であったり、育児でも悩みが多い時期ですよね。

そんな沢山のストレスの中、体にも変化があります。

本来、脳の視床下部から「エストロゲンを出しなさい」と指令をだすのですが、「卵巣」でそのホルモンが作れなくなってきます。( 閉経によりエストロゲンが作られなくなる )

それにより視床下部がパニックを起こし自律神経の調整が上手くいかなくなることが考えられます。

よく言われている更年期の症状として、

・心臓を打つ回数が増える(動悸、息切れ) 

・汗や体温のコントロール機能が壊れる(ホットフラッシュ)

・疲労感・吐き気・めまい・関節痛

・落ち込み・イライラ・無気力・不安感・不眠

つまり、自分では意識的にコントロールをするのがにくいところ、自律神経の働きを整えていくことが更年期症状の緩和に繋がっていきます。

今までと違う体の変化がありましたら、我慢せず早めにご相談ください。