五臓について説明します!part3!
こんにちは、セドナ鍼灸治療院浦安院です。
前回【心】について書きましたので本日は【脾】についてお話させていただきます。
まず最初は五行説について復習していきましょう。
東洋医学の基本的考えは陰陽のほかに“五行説”というものがあります。
自然界に存在するすべての物を“木” “火” “土” “金” “水“の5つに分類することができます。
“木(もく)”は木や草のことで、のび広がっていく特性
“火(か)”は炎で、熱く、上へ上へと上がっていく特性
“土(ど)”は大地や土のことで、生み育てる性質をもちます。
“金(こん)”は金属や鉱物で、サラサラしていて、変化させたり、収縮させたりする特性
“水(すい)”は液体で、冷たく、下へ流れ、うるおいを与える性質をもっています。
相生関係とは、木が燃えて火が起こり、火から灰ができて土に変化→土から鉱物ができて、鉱物からは鉱水ができ、その水が木の栄養になるという関係になります。お互いを生み、育てる関係があります。
◎【脾】の作用
大きく4つの作用がありますが体の中でとても重要な役割をしているのが「運化(うんか)」です。
運化とは言葉の通り、主に輸送の事を指す「運」と変化・消化させるといった「化」を組み合わせた言葉になります。
私たちが食べたり飲んだりする食物のことを“水穀”といいます。
消化吸収することで生成される物質のことを“精微”といい、2つを合わせた言葉が“水穀の精微”といいます。
運化の働きは水穀の精微が生成されることがポイントとなってきます。
人間の身体の中には気・血・津液・精があり、この4つが正常に維持するためには【正気(せいき)】と【食べること】の2つが重要になってきます。
まず“正気”とは体内の機能を正常に保ち、病気になっても回復出来る能力のことであり、
次に“食べる”というのは食べたものが身体の中に入ってこなければ脾は作用がなくなるので、食べたり飲んだりすることで、食べたものを処理し運化し、気・血・津液・精の原材料を作り出すとされているので重要なのです。
◎脾の作用が不足すると・・・
先ほどいった「運化」に問題が起こるので「消化」が悪くなり“下痢”を起こしてしまいます。
また気・血・津液・精の原材料を作り出せなくなるので、疲れやすく、疲労感が溜まりやすく、めまいがでたり、黙っていても汗が出てくるなどの症状がある“気虚”やめまいや不眠、月経の異常や顔面蒼白などの症状がある“血虚”になってしまいます。
その他にも水液の運化の低下で”浮腫み”も生じます。
上記のように脾の作用が悪くなってしまうと身体に様々な症状が出てきてしまいます。
当院では根本の原因から治療していきます。
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