五臓について説明します!part2!

おはようございます。浦安院です。

前回【肝】について書きましたので本日は【心】についてお話させていただきます。

東洋医学の基本的考えは陰陽のほかに“五行説”というものがあります。

自然界に存在するすべての物を(もく) () ()” (こん) (すい)“の5つに分類することができます。

“木(もく)”は木や草のことで、のび広がっていく特性

“火(か)”は炎で、熱く、上へ上へと上がっていく特性

“土(ど)”は大地や土のことで、生み育てる性質をもちます。

“金(こん)”は金属や鉱物で、サラサラしていて、変化させたり、収縮させたりする特性

“水(すい)”は液体で、冷たく、下へ流れ、うるおいを与える性質をもっています。

相生関係とは、木が燃えて火が起こり火から灰ができて土に変化土から鉱物ができて鉱物からは鉱水ができ、その水が木の栄養になるという関係になります。お互いを生み、育てる関係があります。

なので【心】の親は【肝】ということになります。

【心】の作用

◎神志を主る

精神活動を支配しています。精神・意識・思惟活動などの精神活動全般を指すので最も重要です。

知覚異常や記憶障害、さらに不眠症、譫語(せんご)、精神不振、ひどくなると昏睡状態、意識のない状態が現れることです。

血脈(けつみゃく)を主る

血脈は血管をイメージしてください。

血には栄養するとういう作用があり、血は心も栄養します。血が心をうまく栄養ができていれば正常な状態を維持することができます。

なので神志を正常に保つには心の状態が正常であることやそして絶えず血の栄養を受けていることが必要です。

心は血液循環の役割を持っています。

相生関係でみると、心の親は肝でしたね。肝の作用の臓血では、貯蔵と血液量の調整を行っており、どの組織・臓器・器官にどれだけの量が必要かに応じて必要な血液量を決定していましたが、その“循環”は心が担います。なので心は“ポンプ”の役割ですね!

心が不足すると・・・

先ほど心は血液循環の役割があるといいました。なので不足してしまうと、血行不良になりさまざまな症状がでます。例えば唇。チアノーゼ状態(下記の写真)になり、紫や青っぽくなります。

一番現れやすい症状は“不眠”です。心の栄養状態が悪くなると心自身の症状として現れやすいのが【動悸(どうき)】です。

異常な汗や顔色が普段から悪い方なども心の作用が低下もしくは不足していることになります。

当院では西洋医学と東洋医学の両方からアプローチし治療していきます。

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