【不眠】についてご存じですか?
こんにちは、浦安院の加藤です。
皆さん、最近は寝れていますか?
【不眠】は中々寝付けないといった『入眠困難』、眠っても途中で目が覚めてしまう『中途覚醒』、熟睡感が得られないといった『熟睡困難』、朝の目覚めが早すぎて睡眠時間が不十分な『早朝覚醒』などの症状であり、“失眠”ともいわれます。
仕事などの生活環境に伴う一時的な睡眠障害は病態とはしないのですが、長期にわたって睡眠不足の状態が続くと、陰液が消耗し心神が養われず、病的な不眠となるため注意が必要です。
不眠は内熱により心神が乱れる、あるいは血虚や陰虚により心神が養われないことによって起こることが多いです。
入眠困難は“内熱”によるものが多く、中途覚醒は“血虚”によるものが多いです。
“内熱”とは温性の飲食物の過食、臓腑機能の失調、痰湿や瘀血の熱化などによって熱証を呈する病態のことになります。
(※温性の飲食物…ニラ、シソ、ショウガ、長ネギ、ニンニク、黒砂糖、酢、味噌、紅茶、珈琲など)
“血虚”とは血の虚証であり、血の不足あるいはその滋養作用が減退した病証のことです。
(滋養作用…臓腑・髪・爪・筋肉・骨・耳など各器官や全身に酸素や栄養分を与えることで身体機能を正常に保つ作用)
血は陰に属するので陽に属する気を静めて精神を落ち着かせる働きがあります。
また自律神経が乱れている場合もあります。
◎不眠になぜ鍼灸治療が効果的なのか?
鍼灸治療では副交感神経の働きを活性化させ、精神的な興奮や自律神経の乱れを鎮め、全身調節をおこない正常な身体のリズムを取り戻すような働きがある為継続して治療していく事で正常な身体のリズムが戻り、不眠が完治、改善することがあります。
一過性不眠症:急性ストレスやショックによる葛藤や不慣れな環境によって誘発されるもの
持続性不眠症:慢性的に身体化した緊張や不安によって睡眠障害を生じるもの
一過性不眠症・持続性不眠症の2つは鍼灸治療にとても最適です。
【不眠】で悩んでいる方、周りの方で悩んでいる方がいましたら、ご連絡お待ちしております。
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