腰痛は一つではないのを知っていますか?

こんにちは。セドナ鍼灸院浦安院の青木です。

今回は肩こりに並ぶ日本の国民病、腰痛について詳しく掘り下げていきます。

新型コロナウイルス感染症の影響でテレワークなどが進み、現代の日本人は約7割が腰痛に悩まされているそうです。実際当院にご来院される患者様も腰痛が辛いと仰る方も多く、ほかの症状と併せての治療をご希望されています。

では腰痛はなぜ?こんなにも厄介なのでしょうか

痛いから、身体が動かせなくなるから?確かにそうなんですが腰痛にはその他の疼痛性疾患との大きな違いがあるんです。

それはその他の疼痛性疾患より比べて圧倒的に「発症率」「再発率」「慢性化率」が高いという所にあります。ですが早い段階で施術を開始することで「再発率」「慢性化率」を限界まで引き下げることが出来ます。

それでは腰痛をいくつかの原因別に分けて深堀りしていきましょう。

◎筋筋膜性腰痛症

いわゆる「ぎっくり腰」ですね。「腰椎捻挫」ともいわれる症状です。腰回りの筋肉や筋膜に急激又は慢性的に負荷がかけられることによって生じる腰痛です。

アメフトやラグビーなどコンタクトが多いスポーツで急激な負荷が掛かったさいに起こりやすいケースです。

また、姿勢不良や長時間の同じ姿勢でいることで血流が阻害され筋肉が固まってしまった状態で重い物を持とうとした時や

遠くのものを手を伸ばして物をつかもうとしたときの負荷で炎症が起き痛みが発生してしまいます。

◎腰椎椎間板ヘルニア

ヘルニアとはラテン語で脱出を意味する言葉で背骨を構成する24個の骨、椎骨がありますがこの骨と骨の間にある髄核という組織が飛び出し神経を圧迫することで痛みやしびれを引き出す症状を言います。

ヘルニアは加齢によって髄核の周りにある繊維輪というクッションの役割を持つ組織が硬くなることで髄核が飛び出しやすくなり起こります。20代の方でも起こる症状ですが30代、40代の方が少しずつ発症率が増えていきます。

◎腰部脊柱管狭窄症

脊柱管は背骨、椎間板、関節、黄色靱帯などで囲まれた脊髄の神経が通るトンネルです。年をとると背骨が変形したり、椎間板が膨らんだり、黄色靱帯が厚くなって神経の通る脊柱管が狭くなります。それによって神経が圧迫を受け、神経の血流が低下して脊柱管狭窄症が発症します。

椎間板ヘルニアと比べて中高年の方に発症することが多いです。最大の特徴は間欠性跛行という長時間歩行を続けることが困難になり休息をとるとまた歩き始められる点にあります。

◎予防と治療

つらい痛みに発展する前に、生活の中にある腰痛の原因を取り除いておきましょう。特にデスクワークの多い人は、座る姿勢を改善して腰に負担のかからない座り方を身につけることが大切です。

椅子に座る際は背筋を伸ばし、顎を軽く引いた姿勢を心掛けてみてください。もし背中が辛くなる方は背もたれにタオルやクッションを挟んでみるといいです。

当院では辛い腰痛を抱えている方への施術を行っております。鍼灸治療で腰回りや下肢の筋肉の血流を促進させ循環を高めて痛みを取り除きます。

その日限りの効果ではなく腰痛になりにくい身体にできるよう身体の根本から変える施術を行います。

もちろん鍼治療が苦手だという方にも骨盤調整や、ハイパーナイフといった温めて痛みや凝りを取り除く治療方法もご用意しておりますのでお気軽にご相談下さい。

当院スタッフ一同、皆様のご来院をお待ちしております。

セドナ鍼灸治療院

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