慢性頭痛

頭痛のほとんどは慢性頭痛と呼ばれるもので、原因となる病気がないのに繰り返し起こる頭痛です。

15歳以上の日本人の約40%に当たるおよそ4000万人が悩まされているとされていますが、病院に行かずに鎮痛剤で抑えてしまう方が多いのが現状です。

慢性頭痛には、ズキンズキンと痛む偏頭痛と頭全体が締めつけられるように痛む緊張型頭痛と、片目の奥や側頭部に激痛を感じる群発頭痛といったタイプのほか、薬の使い過ぎが原因で起こる頭痛もあります。

それぞれの患者数は偏頭痛が840万人、緊張型頭痛が2000万人、群発頭痛が12万人、薬の使い過ぎによる頭痛が120~240万人と言われています。

頭痛の改善には、どのタイプなのかを見極め、適切な対処を行うことが大切です。

偏頭痛

偏頭痛は特に30~40代の女性に多く脈動とともに頭がズキズキと痛み、痛みが強いと嘔吐や感覚過敏を伴う場合もあります。

冷え性の人や、気圧の変動、女性ホルモンのホルモンバランスの乱れ、ストレスが関連して症状が起こります。

また、ワインやチョコレート等の嗜好品の過剰な摂取によって引き起こされることもあります。

緊張型頭痛

緊張型頭痛は、首や肩の筋肉の緊張・コリとともに鈍い痛みが続くのが特徴です。

高血圧傾向にある中高年の方で、早朝に頭重を訴える方が多くなっています。

また、慢性的な肩こりや更年期症状、神経緊張が関連して症状が起こります。

オススメのツボ

頭痛が起こってしまったときはツボ押しやお灸でのセルフケアもおすすめです。

太衝:「太」は大きい、「衝」は要衝を意味し、足の甲の血流が盛んなところにあるツボです。

   頭痛の緩和や感情の起伏を和らげる効果があります。

   足の甲の親指と人さし指の骨が交わるところから、やや指先よりのへこみが太衝です。

その他、風池や百会もおすすめのツボですので是非お試しください。

慢性頭痛は鍼灸治療で症状を改善することが出来ます。

症状が辛い時や長く頭痛に悩まされている方は是非当院にご相談ください。