不妊鍼灸に対する当院の考え方

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セドナ鍼灸治療院の大谷です。

妊娠の報告が多く最近とても嬉しく感じております。

不妊にお悩みの方は、ぜひ鍼灸治療をお試しください

妊娠とは精子が子宮内膜に定着した状態が10ヶ月続くことです。

妊娠は、卵巣や子宮、卵子、精子が良い状態であることはもちろん、全体の体の状態も大きく影響しています。

体の中でも特に妊娠と深く関わっているのが「全身の血流」です。

栄養はもちろん、ホルモンなど妊娠に必要なものは、すべて血液に含まれています。

毎日の生活の中で、足元やお腹周りが冷えていることがありませんか?

もし頻繁に冷えを感じているなら、それは血行不良の傾向があるのかもしれません。

鍼灸治療は、自律神経を整えて、内臓機能や血流を整えることが可能です。

現代の医学では意外と見落としがちですが、妊娠するには体質を改善する習慣を身に付けたり、そのための治療を行うことが大切です。

「なんとなく調子が良くない」と感じている方は、ぜひ鍼灸治療を検討してみてください。

現在、医学の進歩で不妊治療も解明されていますが、現在でも不明な点が数多くあります。

体外受精の成功率は3割ほどで、約7割以上はうまくいかないのが現状。

より妊娠率を高めていくためには、「より健康を意識して生活をする」、「生活に良くない習慣をやめる」ことが重要です。

当院は、鍼灸をはじめ、中医学をベースに作られたアロマトリートメント、最新の腸内細菌と子宮内フローラのサプリ、体に合った運動など、あらゆる視点から治療を行っていきます。

不妊治療で鍼灸治療と不妊クリニックに通われる方が増えています

患者様の中には、当院のような鍼灸治療と一緒に、不妊クリニックにも通いながら不妊治療を行っている方もいます。不妊治療を行う場合は、専門のクリニックを受診するのが一般的ですが、近年は漢方や当院のような鍼灸を一緒に行う方がほとんどです。

一方で、国外では鍼灸などを不妊クリニックと一緒に取り入れる方が多くいます。

それと比べると、日本ではまだ少ない方かもしれません。

鍼灸を不妊治療に取り入れれば、体質を改善して内側から体を整えることができるので、より妊娠しやすい体へと近づくことができるのです。

卵子と精子の質について

妊娠に深く関わっているのは卵子と精子です。

不妊専門のクリニックで体外受精をしても結果が出ない。

検査に異常が見つからないのに妊娠につながらない。

卵子が老化している。

このような話はよく聞きますが、実は根拠としては乏しいものです。

老化を正確に見極めることは困難なので、あらゆる可能性を排除した結果、「卵子や精子の老化」と判断される場合もあります。

老化は、命がある限り避けられない現象です。

時間の経過とともに体のあらゆる部分の老化は進んでいくので、早めに対策を講じる必要があります。

そのためには、卵子や精子がどう作られているのかを知ることが大切だと考えております。

当院では、卵子と精子の質を整える取り組みを行っています。

鍼灸治療や食事、サプリ、運動など、健康的な卵子や精子につながるような習慣、食生活のアドバイスを行い、ホルモンバランスの正常化を目指しています。

染色体異常にはどのように対応するか?

細胞の核にある「染色体」は、22対の常染色体と性染色体1対で構成されています。染色体は遺伝情報を持ち合わせています。これはたんぱく質の一種である「ヒストン」にDNAが巻き付くことで構成されるものです。

両親からの遺伝で子に伝わる唯一のものがDNAです。このDNAによって流産や受精以上、着床以上が引き起こされることも分かっています。

このような染色体異常は、排卵される卵子や精子の中の一定数に該当するといわれていますが、どのタイミングで、いつ出てくるのかを予想することは現代医療でも難しいのです。回避することも、今現在はできません。

不妊を専門に扱うクリニックでは、卵子を取って培養し、受精卵として母体に戻していきます。ですが、この時に取り出す卵子の質を見極めることはできません。

卵子や精子は体の一部で、私たち自身が作っているもの。卵子や精子の質を見極めることはできませんが、だからこそしっかりとした食生活や生活習慣を身に付けて、体質改善を心がけていくことが大切なのです。

私たちは妊活をされている方に向けて、生活習慣をどのように改善していったら良いのかというポイントや、良質な精子や卵子を作り出すための方法をご紹介しつつ、おひとりおひとりと向き合っていきます。

二人目不妊の場合、どうしたら良いのか?

一人目が問題なく妊娠、出産できた場合、二人目も自然な流れでできるだろうと思っている方も多いと思います。ですが、現実にはそんなに簡単ではないのです。

夫婦の3.5組のうち1組が、二人目不妊に悩んでいるといわれています。

受精しやすいタイミングを知ったうえで性交をしても、妊娠することはできず、人工授精も困難なケースもあります。その場合、体外受精を検討される方もいますが、それでも妊娠できないケースも多くあります。

その理由は、一体なぜなのでしょうか?

二人目不妊へつながる主な原因

二人不妊につながる原因は一体どのようなものなのでしょうか?

詳しくご紹介していきます。

・育児でストレスを抱えていて、慢性的に体調が優れない

・一人目の出産時に骨盤に負担がかかり、それがまだ残っている

・子宮内膜症や着床不全、卵管異常、子宮異常、頸管異常といった、妊娠に影響を与える異常が見られる

・黄体機能不全や多嚢性卵巣症候群、早期卵巣機能不全、卵巣性排卵障害、視床下部、下垂体性排卵障害といった排卵障害が見られる

・性感染症にかかっている

・免疫機能に異常がある

・セックスレスになっている

・卵子や精子の老化

・以前出産した時よりも年月が経っている

・血行不良

・生理不順

・ホルモンバランスが乱れている

・子宮内膜が薄い

病院で診察を受ければ治療をすることが可能ですが、ストレスや血行不良の場合は異常だと断言されるとも限りません。また、卵子の老化などは現代医療でも解明されていないので、診察しても原因としてハッキリ示されることがないでしょう。

不妊の原因が良く分からない場合こそ、日頃の食事や睡眠、適度な運動などを心がけていくことが大切です。

この心掛けは女性だけではなく男性にも同じことがいえます。

より妊娠しやすい体質を目指して、漢方やサプリ、そして針灸などを行う方も増えてきています。体質改善に必要なものを、しっかりと取り入れていくことでより妊娠しやすい体へと近づくことができます。

一方で、その中には自分に必要のないものも当然あります。それもしっかりと見極めて必要なものだけを取り入れることで、妊娠につながりやすくなるのです。

ストレスへの対処方法

現代はストレス社会でもあります。

仕事も忙しい上に、子どもが欲しいのに妊娠できないという状況が続くのは、よりストレスを抱えている状態となります。

生理学の観点からも、ストレスを多く抱えると不妊につながることが分かっています。妊娠しやすい体づくりをしていくためには、ストレスを抱えない習慣を意識することも大切です。

ストレスを抱えると体はどうなる?

人間は、嫌なことに直面すると、理性と本能が頭の中で葛藤します。本能を理性が抑え込んだ時、私たちはストレスを感じるようになるのです。

ストレスを感じると、脳の「視床下部」がCRHというホルモンを分泌させます。このCRHは下垂体へ働き掛けて、副腎皮質刺激ホルモンを分泌。このホルモンは副腎に働きかけ、「コルチゾール」という成分を分泌させます。これがブドウ糖を生成して、脳内はストレスと戦うような状態となってしまうのです。

この状態が続くと、副腎皮膚質から分泌されるホルモン(コルチコステロン)が脳の神経細胞の働きを抑えます。

CRHは自律神経と深く関わっている交感神経を活性化させて、副交感神経を抑える働きもあります。交感神経はノルアドレナリンを分泌して、さらに体を戦闘態勢に。副腎の髄質も刺激され、アドレナリンも分泌されます。

アドレナリンやノルアドレナリンは、血糖値や心拍数を上げて、血管を縮めて血圧をあげていきます。ノルアドレナリンやアドレナリンは、お互いに足りない部分を補いながら体や脳の働きを助けていきますが、この状態が続くと体は疲れてしまうのです。

ストレスが不妊につながるメカリズム

ストレスと不妊は共通点があります。そのためストレスを抱えていると妊娠がしにくくなるのではといわれています。

・ストレスを抱えている時のホルモンの分泌経路

視床下部→〈CRH〉→下垂体→(ACTH)→副腎皮質

・周期ごとの生殖機能を活発化させるホルモンの分泌経路

視床下部→(GnRH)→下垂体→(FSH・LH)→卵巣

こう見比べてみると共通しているポイントが多いですよね。

まず、視床下部と下垂体への経路が同じです。経路最後の卵巣、副腎皮質は異なりますが、ストレスが加わると生殖機能を維持する体内活動よりも、ストレスへの生体反応が優先され、結局ホルモンが妊娠に向けて舵を切らなくなるのです。

自律神経の経路では、ストレスで交感神経が活性化し、副交感神経が抑えられてしまいます。副交感神経が抑制されると、体内の血流も悪くなり、結果的に妊娠しにくい体質へと近づいてしまいます。

とある研究では、副交感神経が抑えられると、月経時の血液が体内へと逆流し、子宮内膜症を起こしてしまう。その結果、子宮筋腫が発生しやすくなり、卵管も炎症を起こしやすくなるといわれています。

不妊治療にはストレス対策が重要

アメリカの調査では、体外受精などの不妊治療中に、不安や心配、焦りといった気持ちの状態が採卵できる卵子に深く関わっているとされています。

また、ストレスはその後の受精率や胚移植後の着床率、妊娠継続率などにも影響を与えることが分かったのです。ストレスは不妊治療のすべての過程に影響を与える、ということですね。

ストレス解消の方法は、個人差があります。

だからこそ、自分に合った方法で、うまくストレスと向き合うことが大切です。

鍼灸やアロマテラピーなどは、体はもちろん心にも良い影響を与えてくれます。また、カウンセリングも、落ち着いた空間の個室で行うことで、よりリラックスした状態で臨むことができます。

たかがストレス。ですが、されどストレスです。

ストレスをうまく解消しつつ、体質改善を行いながら妊活を行っていきましょう。

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