バセドウ病 症例報告

バセドウ病による甲状腺機能亢進症に対して抗甲状腺剤を自己中止し, 鍼灸とエバーハルト社の陰陽五行オイルによる施術を行い, 症状が緩解した症例。
 
症例は47歳, 女性。
約2年前より多汗、動悸、 体重減少、イライラ感、耳鳴,、めまい感など多愁訴。
TSH低値, fT3・fT4・TBII高値, 123I 24時間摂取率高値からバセドウ病と診断。
脈診、舌診によるものと
漢方内科で処方されていた柴胡加龍骨牡蛎湯を参考に、心の陽気の過亢進状態で、精神的な原因・刺激物の摂取過多などによることが多いです。はげしい熱証(実熱)からくるものと考え
心下上炎型と証を立てました。
施術としては、症状がより強く出ている場合。
心臓拍動の増加、発汗、発熱、などがあれば陽実と考えます。
 
 
陽実の場合、まずその実を減らします
しかし根本的には虚があるため、補気をしなければなりません。
 
 
一番弱い陰経の経絡を探して気を補い、実邪を抜き去る鍼を行い
脈や皮膚、舌を診ながら脈が落ち着いてくるように、バランスを調えていきます。
仕上げとして陰陽五行を元に考えて作られたエバーハルト社のオイルを塗布し経絡のバランスを整える。
 
6ヶ月後には, TSH, fT3, fT4, TBIIとも減少し症状も緩解し
現在もメンテナンスで来院中です。

前の記事

ハーブの遠赤外線効果