首こりや肩こりを引き起こす原因を詳しく解説
起きると辛い首こりや肩こり。
この症状の原因は多く挙げられますが、中でも多いのは日頃の生活習慣が原因となっているケースです。どのような生活習慣だと首こりや肩こりに繋がるのか、今回詳しくご紹介していきます。
首こりや肩こりを引き起こしやすい方は次のような方です。
①いつも同じ姿勢で、姿勢も悪い
②日頃から運動不足
③精神的なストレスが多い
④デスクワークなどで眼精疲労気味
⑤その他
それぞれの原因について詳しくご紹介していきます。
①いつも同じ姿勢で、姿勢も悪い
パソコンでの仕事や長時間の車の運転は、同じ姿勢をずっとし続けるため、筋肉が緊張しがち。そうなると、血流が悪くなり、結果的に首こりや肩こりに繋がってしまうのです。
また、スマホやパソコンを操作するとどうしても顔が下を向いた状態になります。このような姿勢を長い時間していると、通常ならS字に湾曲している頚椎が真っすぐになってしまう「ストレートネック」になりやすくなります。
ストレートネックになると首の筋肉が硬直し、その周辺の神経や血管を圧迫して、首こりや肩こりが引き起こされます。
・首こりや肩こりが「頭痛」・「眼精疲労」の原因となる場合も
また、首こりや肩こりが生じると、同時に「頭痛」と「眼精疲労」を感じる方も多いです。特に首こりや肩こりで悩む方の半数以上は頭痛を併発していることが分かっています。
このように首こりや肩こりは頭や目の不調にも繋がってしまうことも多いのです。
首の後ろの大きな筋肉の中でも特に深い部分にある「頭半棘筋(とうはんきょくきん)」が固まると「緊張性頭痛」が起きます。頭痛の症状の多くはこの「緊張性頭痛」です。
また、神経のひとつである「大後頭神経」(だいこうとうしんけい)も頭半棘筋を貫いているので、肩こりの影響で筋肉が圧迫されたのと同時に神経も圧迫され、結果的に頭痛が引き起こされます。
頭痛の原因は他にもあります。脳に繋がる血管の中には骨と骨の間を通る細いものもあります。首に何らかの原因で異常が発生すると、その部分が原因で頭痛が起こることもあるのです。
・首こりと頭痛は密接に関係している
首こりは筋肉が緊張したり血行が悪くなると、必要な栄養素や酸素供給ができなくなります。筋肉が緊張し硬直すると、末梢神経が圧迫されたり損傷します。その刺激が大脳へと伝わり、首や肩の痛みを感じるのです。
さらに、こりは首や肩の痛みだけではなく、筋肉や血管を収縮させます。
このような痛みの連鎖は誰にでも起こり得ることです。首こりや肩こり、そして頭痛、眼精疲労を防ぐためには、日頃の生活習慣を見直して筋肉や血管の収縮を和らげることが重要です。
②日頃から運動不足
適度な運動は筋肉を柔らかくしますが、運動不足になると筋肉は伸び縮みしにくくなり、硬くなっていきます。筋力が低下すると血行も悪化し、首こりや肩こりに繋がってしまうこともあるのです。
肥満傾向の場合は背骨に負担がかかってで首こりや肩こりに繋がりますし、痩せすぎも筋力が弱いため、肩にかかる負担を補えず首こりや肩こりが起きやすいです。
ひと昔前とは異なり、現在はエスカレーターやエレベーター、車、食料品の配達サービスなどが充実しています。そのため、日頃の生活で歩く、走るという機会が少なくなっています。血行を良くするためにはある程度筋力をつけておくことが大切です。日頃から、適度な運動を心がけていきましょう。
③精神的なストレスが多い
首こりや肩こりは精神的なストレスが原因で引き起こされることも多いです。
ストレスから起こる首こりや肩こりは2つあり、1つ目は交感神経を刺激する自律神経ルートが原因となっているもの。2つ目は運動神経を刺激する脳脊髄(のうせきずい)の神経ルートが原因となっているものです。
自律神経ルートの場合、脳が受け取ったストレスが強くなると、血流をコントロールする交感神経が強く反応し、首や肩周辺の血行障害が引き起こされます。
脳脊髄神経ルートは脳が受け取ったストレス情報が神経線維に伝わり、これが首や肩周辺の筋肉を緊張させて血行障害を引き起こします。
どちらも血行悪化に繋がるため、首こりや肩こりの原因になります。
④デスクワークなどで眼精疲労気味
日頃からデスクワークの仕事などをしていると、目の神経が疲れやすくなっています。
そうなると、目の頭のまわりにある筋肉や首筋の筋肉が緊張、血行が悪化に繋がり首こりや肩こりが起きてしまいます。
長時間デスクワークなどをしていると、目や首、肩のまわりに疲労が蓄積します。そこにドライアイやテクノストレスなどが重なり、首こりや肩こりに繋がるケースも多いです。
⑤その他
ご紹介した原因以外にも、首こりや肩こりに繋がる原因は多くあります。
悩んでいる方が多い「冷え症」もこりの原因となる症状のひとつ。冬場はもちろん、夏場のクーラーなどで体が長時間冷えると、筋肉が硬くなって血行も悪くなります。また、寒い時は重ね着をすることも多いですが、厚着し過ぎると体を動かしにくくなって血行も悪化することも。寒さ対策によってはこりの症状がひどくなることもあるので要注意です。
・更年期が首こりや肩こりに繋がるケースも
更年期になると、冷えや動悸、のぼせといった自律神経に関連した症状が現れることがあります。このような症状が起きると、筋肉が緊張して疲労が蓄積するため、首こりや肩こりに繋がると考えられています。
・首こりや肩こりの原因となる姿勢、体勢
首こりや肩こりになりやすい方は、ストレートネックになりやすい傾向があります。
そこでここからは首こりや肩こりに繋がりやすいストレートネックになりやすい方の姿勢をご紹介していきます。当てはまるものがないか、チェックしてみてください。
・長時間デスクワークをしている
・スマホや携帯を頻繁に使う
・首を後ろに倒すと痛みを感じる
・猫背気味
・日頃から体を動かさない方だ
・座っていると首や肩がこる
このような方は特にストレートネックになりやすいので要注意。
日頃から正しい姿勢と体勢を心がけて、ストレートネックをはじめ首こりや肩こり対策をしていきましょう。
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セドナ鍼灸治療院
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