自律神経の乱れと東洋医学の鍼灸治療
「自律神経が乱れているのかも……どんなことをしたらよいのだろう」
「自律神経が乱れると喉の圧迫感や胸の違和感がある?」
「原因と対処方法が知りたい」などとお悩みではありませんか?
自律神経の症状はさまざまあるため「どんなことをしたらよいのか」わかりにくいですよね。
実は一見難しそうだと思っても、自律神経の乱れで起こるほとんどの症状は、東洋医学の鍼灸治療でよくなってしまうのです。
今回は、自律神経の乱れが起きる原因と症状、東洋医学の鍼灸治療について解説します。
自律神経をととのえるにはどうしたらよいのかも合わせて解説するので、ぜひ最後までご一読ください。
自律神経が乱れるとは?自律神経の意味と働き
自律神経が乱れると起こるのは自律神経失調症です。自律神経のバランスが乱れることで起きるさまざまな症状があらわれます。
体をめぐっている神経には2種類あります。
- 体性神経……自分の意思で動かせる神経
- 自律神経……自分の意思では動かせない神経
自分の意思で手を動かしたり歩いたりするのは体性神経がつかさどります。一方心臓を動かしたり消化吸収したり、主に内臓の動きをコントロールしているのが自律神経なのです。
自律神経はさらに2種類に分かれ、交感神経と副交感神経が絶妙なバランスをとりながら働いています。
ここからは交感神経と副交感神経について解説します。
交感神経と副交感神経の働き
交感神経は体を活動させるときに働く神経です。交感神経が活発に働くとき、神経伝達物質として分泌されるのがアドレナリンなどです。
血圧や心拍数があがるため体は、一種の興奮状態になると考えられています。
一方副交感神経の働きは交感神経と逆。ゆったりとリラックスしているときに働く神経だと考えられています。リラックスした状態であるため消化吸収や新陳代謝が活発になり、疲労回復しやすくなりますよ。
交感神経がアクセルならば副交感神経はブレーキだと考えてみましょう。交感神経と副交感神経の絶妙なバランスにより、心身ともに健全な状態が保たれるのです。
自律神経の働き
自律神経は、自分の意思では動かせない神経で、体の機能を維持する内臓などを主に動かします。
交感神経と副交感神経のバランスがうまく保たれていれば健全な状態だとお伝えしましたが、いつもバランスがとれているとは限りません。
交感神経と副交感神経のバランスが乱れてしまったとき、さまざまな症状があらわれてしまうのです。
自律神経が乱れる原因とは?どんな症状があらわれる?
「なんだか体調が悪い」と思うことがありますよね。原因のほとんどは、自律神経のバランスが乱れているためです。
ここからは自律神経が乱れる原因とあらわれるさまざまな症状について解説します。
自律神経が乱れる原因
自律神経が乱れる原因は主に3つあります。
- 精神的ストレス……仕事への不安や人間関係などの強いストレス
- 身体的ストレス……寒暖差などの気候変化や生活習慣の乱れや食生活の偏り
- 更年期によるもの……甲状腺ホルモンや女性ホルモンの乱れ
自律神経は自分ではコントロールできない生命を維持する内臓の働きにかかわっています。自律神経が乱れることによりさまざまな症状を引き起こしてしまいます。
自律神経が乱れることで起きる症状
自律神経の乱れによって起きる症状は、多種多様です。一般的に起きる症状は以下の通りです。
- めまいやたちくらみ
- 動悸や息切れ・息苦しさ
- わけもなくイライラしてしまう
- 喉の圧迫感や閉塞感
- 頭痛や耳鳴り
- 異常な発汗
- 首や肩のコリ
- 寝ても疲れがとれない
- 倦怠感がある
- 胸の違和感
自律神経の乱れで起こる症状は人によって違うのが最大の特徴。というのも生活環境がそれぞれ違うためです。
最初のうちは軽い症状でも放っておくと、
- うつ・パニック障害
- 慢性的な冷え
- 過敏性腸症候群
など、油断ならない症状を引き起こしてしまうため注意が必要です。
自律神経の乱れ西洋医学と東洋医学の治療
交感神経と副交感神経の乱れによって引き起こされるさまざまな症状。
ここからは西洋医学と東洋医学それぞれ治療へのアプローチを解説します。
体の悪い部分に直接アプローチする西洋医学
西洋医学では体調が悪いとき、体のどこが悪いのか判断し投薬や手術をします。
たとえばロボットの右腕がとれて壊れてしまったとします。右腕をつけロボットが動くようになれば西洋医学では治った状態なのです。
自律神経の乱れによってさまざまな症状が起きたとき西洋医学では主に、
- 抗うつ薬
- 抗不安薬
- 睡眠導入剤
などの投薬を行い症状の緩和をうながします。
体調不良の根本にアプローチする東洋医学
東洋医学では体調が悪くなると、体調が悪くなった根本的な原因を探ります。
西洋医学同様ロボットでたとえてみましょう。
棚から落ちたことによりロボットの右腕がとれてしまったら、棚から落ちないようにするのが東洋医学の考え方です。
ストレスが原因ならストレス軽減に効果のあるツボを刺激し、血流が悪いのであれば血行改善に効果が期待される治療を施します。
首や肩そして背中にコリがあるのも自律神経の乱れからくるもの。コリをほぐし血流の流れをととのえることで自律神経の乱れを改善させるのです。
自律神経失調症に結果を出す鍼灸院浦安「セドナ鍼灸治療院」
自律神経の乱れは東洋医学の鍼灸治療が最適です。というのも自律神経の乱れによる、体調不良の原因にアプローチし改善させるからです。
東洋医学の鍼灸治療では、気・血・水で構成されている体のバランスをととのえます。
セドナ鍼灸治療院では、乱れてしまった気・血・水のバランスをととのえ体調の改善へと導くお手伝いができます。
「どこか体の調子が悪い」など自律神経の乱れによるさまざまな症状でお悩みの方は、鍼灸治療を試されてはいかがでしょうか。 千葉県浦安近辺で鍼灸治療をお探しの方は、私どもセドナ鍼灸治療院までお越しください。
投稿者プロフィール
最新の投稿
- お知らせ2024.12.062024年年末年始スケジュール
- お知らせ2024.12.062024年12月スケジュール
- ブログ2024.11.05期胚移植と鍼灸治療で着床率をサポートしましょう
- お知らせ2024.10.302024年11月スケジュール