肩関節周囲炎とは?
こんにちは。セドナ鍼灸治療院の青木です。
辛い肩の痛みや日常生活での動かしにくさ、どうにかしたいですよね。
肩関節周囲炎とは俗に四十肩、五十肩と言われる症状です。病院やクリニックなどで「四十肩(五十肩)ですね」と言われたら肩関節周囲炎のこと指しています。
しかし、肩関節の炎症の原因となる筋肉や腱の種類が多く、現状では原因が不明な時に肩関節周囲炎と診断されることがほとんどです。
なので今回は大まかに3つに分けて肩関節周囲炎の原因を深堀りしていきましょう。
◎石灰沈着性腱板炎

肩の安定性を保つ役割を持つ回旋筋の腱の中にカルシウムが石灰のように沈着してしまい肩の動かしづらさや痛みが出る病気です。
石灰の周囲に炎症が起き、急激に強い痛みが生じる場合があります。40~60代、女性に多く発症しやすい事が知られています。また、夜寝てる時に痛みがある(夜間痛)も特徴です。
原因は完全には解明されていませんがリスク因子としては
・重い物を日常的に持ち上げる仕事をしている
・野球、テニスなど腕を上にあげる動作が多いスポーツをしている
・糖尿病、甲状腺異常、腎臓結石、尿路結石、痛風などの持病がある
上記の方に石灰沈着性腱板炎が起こりやすいと言われています。
◎肩峰下滑液包炎

肩峰下滑液包とは肩甲骨の一番高い所、肩峰の下のスペースに位置し滑液包という関節の動きをスムーズにしてくれる滑液を含んだ袋の事です。この部分に何らかの継続的なストレスが掛かり、炎症が起きてしまう事を肩峰下滑液包炎と言います。
滑液包炎が原因で石灰が溜まり先述の石灰沈着性腱板炎が起きたり局所的な腫脹や熱感などの炎症所見がみられることもあります。
安静とステロイド薬の滑液包内注射で炎症は消退しますが症状が続く場合は手術の適応になる事も。
◎上腕二頭筋長頭腱炎

上腕二頭筋とは力こぶを作る筋肉で、長頭の部分が結節間溝という上腕骨の深い溝に位置しオーバーユースなどによって摩擦が生じ炎症が起きる病態を言います。上腕二頭筋長頭腱炎は再発がしやすい症状で、姿勢不良によって肩が前に出てしまっていると上腕二頭筋にストレスが掛かりやすいですし、筋力不足も大きな原因として挙げられます。
自然に治癒される場合もありますが、そのままの状態で放置してしまったり、スポーツなどを継続してしまうと症状のさらなる悪化につながってしまう為、早期治療が重要となります。
いかがでしたでしょうか?今、肩の痛みを感じられている方、長く肩の痛みや動かしづらさに悩んでいる方は是非一度当院にご相談下さい。
当院では整体や鍼灸施術で患者様の心と身体の健康に寄り添った治療を行って参ります。
当院スタッフ一同、皆様のご来院をお待ちしております。
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