夏こそ、美肌ケアを♪
こんにちは。セドナ鍼灸院の小林です。
いよいよ夏本番!!暑さと共に紫外線量はピークを迎えています。
3月~9月は基本的に紫外線が強い半年間ですが、特に7・8月は注意時期となります。
強い紫外線による影響、エアコンでの肌冷えなど、体も疲労を感じやすいですが、
繊細な肌は上手にターンオーバーができず乾燥や、ごわつき、くすみ等のエイジングを加速させてしまう時期なのです。
そんな過酷なこの時期、今こそお肌のケアも重要ですね!
今月から【美容鍼灸キャンペーン】がスタートしました♪
この一夏を乗り越えながら、一緒に理想のお肌を目指していきませんか?
本日は、お肌の仕組みやお悩みの多いトラブルについてお話していきます。
肌の構造
肌は大きく分けて3層から成り立ちます。
①表皮 ② 真皮 ③ 皮下組織
①表皮:外表面から「角質層」「顆粒層」「有棘層」「基底層」の4層構造となっています
【ターンオーバー】
美肌の秘訣はターンオーバーが正常であることです!
ターンオーバーとは、14 日で基底層から顆粒層へ、更に 14 日かけて角質層へ押し上げられ、垢としてはがれること(正常であれば約 28 日周期)
ターンオーバーが乱れると?
【角質肥厚】
ターンオーバーが遅くなり角質層が厚くなる→肌に透明感がなくなり くすむ
【不全角化】
ターンオーバーが早くなり十分な角化できていないまま角質層に押し上げられた状態
→従来のバリア機能を果たす事が出来ず、敏感肌などの肌荒れが起こる
②真皮
真皮は皮膚の大部分を占めているところ。60~80%が水分で生成されており、ハリや弾力を司る
●コラーゲン(膠原線維)
真皮の基質を除いた 70%がコラーゲンでできていて
ハリと弾力を与えてみずみずしく健康的な肌を保つ働きをしている
●エラスチン(弾力線維)
コラーゲンをしっかり束ね、お肌のハリや弾力を保つのに重要な役割
●線維芽細胞
美肌の元となる成分(コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸)を作り出す重要な役割
・線維芽細胞の働きが活発だと新陳代謝がスムーズに行われ、ふっくらと弾力のある健康な肌を保つことができる
・加齢、紫外線や乾燥、活性酸素などによって新陳代謝が鈍り、線維芽細胞の働きや細胞の数が減ると、コラーゲンやエラスチンの変性や、
ヒアルロン酸が失われ肌は弾力を失い水分が減少していく→シワやたるみ
◆肌トラブル:シミ
原因:メラニンの過剰発生 ・摩擦(外的刺激)・紫外線・ホルモンバランス・ストレス・睡眠不足により活性酸素が発生
→肌を守る為に脳がメラニン(黒色)を生成する指令を出す→ターンオーバーが正常だと垢として剥がれていくが、正常でないとシミやそばかす、
色素沈着になる
●UV-A 波長:320~400nm・季節:1 年中・オゾン層に吸収されず地表に到達する
・肌への影響:表皮だけでなく真皮にまで到達し、線維芽細胞・コラーゲン・エラスチンに損傷を与え、シ ミやシワを作る原因になる
(日焼け止めに『PA』で表示、+が多いほど防御効果が高い)
●UV-B 波長:290~320nm・季節:春から夏にかけて特に多い・オゾン層に一部は吸収される
・肌への影響:表皮、乳頭下層付近までの影響が強く、シミやそばかすの原因となる皮膚がんの原因になる
・急性の炎症(サンバーン)、炎症が引いた後、メラニン色素が作られ色素が沈着する
(日焼け止め『SPF』で表示、SPF1=20分 /「Sun Protection Factor」の略 )
●シミのタイプ
・老人性色素斑:一般的に言われているシミ。大きさも様々で顔にも体にもできる
・炎症後色素沈着:顔・体のニキビや傷が治ったあとにできやすいシミ
・肝斑(かんぱん):輪郭のぼやけたくすみのようなもので頬や顔にできやすい。左右対称にでき、ホルモンバランスが大きく影響する
・そばかす:頬・鼻を中心に散らばるようにできる小さな斑点
◆肌トラブル:ニキビ
原因:皮脂過剰分泌 ・睡眠不足・思春期・ストレス・生理前のホルモンバランスが乱れ
※脂肪や糖分の過剰摂取 / 乾燥(季節の変化、お手入れ不足)
●ニキビの改善と予防:肌を清潔に保つ、抗菌、水分補給、ニキビ以外は保湿、厚化粧を控える 皮脂抑制作用のある VB2、VB6を摂取する
●ニキビのタイプ
・白ニキビ:アンドロゲン、プロゲステロンの分泌増加により皮脂腺機能が亢進して皮脂の生成が増大するとともに角質肥厚が起こり、
毛穴がふさがった状態。その結果毛包内に皮脂が溜まり、 毛孔が尖って白く見える
・黒ニキビ:皮脂、角質、汚れなどが固まって角栓を形成し、黒く見える状態
・黄ニキビ:ブドウ球菌が増殖すると膿が溜まる。その化膿して黄色い膿を持った状態
・赤ニキビ:毛孔が塞がれたことで、もともと棲息していたアクネ菌が溜まった皮脂を栄養源として活発に増殖し、
アクネ菌が放出するリパーゼや脂肪酸の悪影響で毛包内、周辺組織に炎症を起こして赤く腫れ上がった状態
◆肌トラブル:乾燥
原因:角質層内の水分量(細胞間物質・NMF)の低下、正常な皮脂膜が形成されていない、ターンオーバーの乱れ
・摩擦・季節・加齢・紫外線・ホルモンバランス・生活習慣・お手入れによっても水分減少
●乾燥の改善策と予防:洗顔の温度はぬるま湯(36度程度)で優しく洗う、乳液やクリームで水分を保護する、UVケア
◆肌トラブル:くすみ
原因:メラニン色素、身体の不調、糖化、乾燥、過度なケア、古い化粧品、ストレス、タバコ
●くすみの改善策と予防:血行促進、皮脂の多い場合は動物性脂肪を控える、UVケア
●くすみのタイプ
・角質肥厚:ターンオーバーの遅れによって古い角質が剥がれ落ちず肌表面に蓄積され、角質肥厚を起こしてくすむ
逆にターンオーバーが過度に促進された場合は、未熟な角質層が出来上がってしまい、キメが乱れくすんでしまう
・血行不良:疲労や睡眠不足、運動不足、冷え、肩こりなどの原因で血液の流れが滞って起きる
血行が悪くなると老廃物を除去できなくなり、ターンオーバーも乱れることでくすむ
・乾燥:乾燥で肌がカサつくと肌表面のツヤがなくなり、キメが乱れると肌表面に凹凸ができ、それが陰になって暗く見える
・メラニン色素:紫外線や摩擦などの刺激により、メラニンがうまく排出されずに顔全体に蓄積することで 起こる
・糖化:肌の中でたんぱく質と糖が結びつき、褐色のAGEsを作り出すため肌が黄ぐすみや茶ぐすみになってしまう
※コラーゲンが糖とくっついて糖化してしまうと、肌の働きが衰えてしまうため、たるみや乾燥にも繋がる
・毛穴汚れ:不十分なメイク落とし、皮脂、空気中のホコリや花粉など毛穴には様々な汚れが詰まる
毛穴の汚れを放置しておくと肌が酸化し過酸化脂質ができ、黒ずんだ毛穴が増え、顔全体がくすむ
・古い化粧品、過度なケアによるくすみ:古い化粧品の成分が肌に付着し色素沈着して油やけを起こす
洗浄力の強い洗顔料での洗顔、過剰なピーリングやスクラブの使用、過剰なマッサージや顔そりなど
・身体の不調や病気:腎臓病、肝臓病、貧血などの病気でも肌がくすむ
便秘や胃腸の疲れで自律神経の乱れや腸内で悪玉菌が大量発生することにより、肌がくすみやすくなる
◆肌トラブル:シワ・たるみ
●シワの種類
・表皮性:角質層の乾燥によって、目の周りなどに一時的に出来るシワ
・真皮性:加齢や光老化などでコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などがダメージを受け、肌内部から 柔軟性、弾力が失われて出来てしまうシワ
・表情の動きの繰り返しによって出来るシワ
・表情筋 の方向に対して垂直に出来るシワ
●たるみ:加齢や光老化などで真皮のコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などが減少し、ハリや弾力が失われる
・表情筋が衰え皮膚や脂肪を支え切れなくなることで、目元や頬、フェイスラインが全体的に下がる
●改善策と予防
・表皮→角質層のケア、保湿、皮脂膜をとり過ぎない、擦らない
・たるみ→線維芽細胞活性化、真皮の水分補給、表情筋の強化、UVケア
いかがでしたでしょうか?何か気になるお悩みはございましたか?
間違ったお手入れを少し工夫するだけでも美肌に近づきそうですね♪
10年後の肌を想像することは難しいかもしれませんが、20歳の肌に戻れたら。。。嬉しいですよね?
理想の状態を想像するのが難しい方は、今の状態を悪化させずにキープしていくことも大切かもしれません。
身体と心が土台となり、美肌が保たれます。
いつまでも若々しくいたい!そんな皆様の美肌サポートをさせていただきます。
投稿者プロフィール
最新の投稿
- ブログ2024.09.06秋に向けた体の整え方:整体と鍼灸で心身をリセット
- お知らせ2024.08.262024年9月スケジュール
- ブログ2024.08.23首コリ肩こりの原因解説
- ブログ2024.08.23「不妊治療における鍼灸の効果と可能性:体質改善と自然治癒力を高めるアプローチ」