スマホ首、あなたは大丈夫?現代人の8割が悩む症状
セドナ鍼灸治療院です。
肩こりに悩んでいる方は多いですよね、来院される方のほとんどの方が肩こりの症状があります。
何故肩がこるのかご存じでしょうか?
最近肩が凝って仕方ない、二重顎になっているのに気づいた、目がかすんでしまって見えないなどの症状に苦しんでいる人は、もしかすると「スマホ首」になっているのかもしれません。
スマホ首とは、現代人の8割の人が発症していると言われていて、珍しいものではありません。
- この記事でわかること
- スマホ首の特徴
- スマホ首になる原因と症状
- スマホ首を治す方法
この記事では、スマホ首による体への影響や、スマホ首を治す方法について詳しくご紹介します。
スマホ首になってない?辛い症状について説明
スマホ首は、スマホの使用だけでなく長時間のデスクワークによっても引き起こされる可能性があります。
スマホ首の見た目の特徴は、首が前に出てしまっていることです。
長時間うつむいてスマホを見たり、本を読んだりしたとき、首の後ろが痛くなったり違和感を覚えたことはありませんか?
首の後ろが凝ってしまっているからほぐしてほしいから整体やマッサージに行ったことがある人もいると思います。
✔「スマホ首」問題は首の後ろではなく前側!
実はこれは、首の前側にある「胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)」という筋肉が前方に引っ張られてしまっているのが原因で、首のこりやめまいを引き起こしてしまっているのです。胸鎖乳突筋は前方に出ることにより緊張ヒフッ、収縮して固まってしまいます。首の後ろ側はこれにより伸ばされている状態です。この状態だと、5kgほどもある頭の3倍の負担が首にかかると言われています。このように、スマホ首になると首全体的に大きな負担がかかっているのがわかると思います。
スマホ首になるとどんな症状が出るの?
スマホ首になった人には、以下のような症状が出ることが多いです。
- 見上げるときに首に違和感がある
- 首が詰まって上を向くのが億劫
- 目が疲れやすい
- 長時間うつむき姿勢でいて、姿勢を帰るのがきつい
- ドライアイを感じている
- 姿勢が猫背
- 体が疲れやすいと感じる
- やる気が出ない
- 睡眠不足を感じる
特に1日5時間以上スマホやパソコンをいじっている人は要注意です。
✔スマホ首を放置しておくと最悪の事態にも
正常な首は「脛骨」と呼ばれる首の骨が緩やかなカーブを描いています。
そして、この緩やかなカーブがなくなった状態の首を「ストレートネック(まっすぐな首)」と呼びます。
スマホ首によってその状態で筋肉が硬直してしまうと、関節が変異して、ストレートネックになってしまいます。
ストレート首になったまま放置しておくと、最悪の場合は下半身麻痺を引き起こす可能性があります。正しい姿勢を保つことは、非常に重要なのです。
✔テレワークで目と首が疲れたと感じてない?
長時間スマホを使ったり、デスクワークをしていて、目の疲れや肩こりを感じたことはありませんか?
これは、首の後ろ側にある「後頭下筋群」と呼ばれる筋肉が眼球の運動をつかさどっているからです。
スマホやデスクワークにより眼球が休むことなく左右に動くことで、後頭下筋群が緊張してしまうため、目の疲れや肩こり、頭痛が同時に引き起こされやすいのです。
なるべく1時間に1度くらい目を休めて、遠くを見るようにしてみてください。窓を開けて空気を入れ替えるついでに遠くを眺めてみると、気分転換にもなります。
スマホを使うときの姿勢は大丈夫?チェックポイント
スマホを扱うときは、なるべく目線と同じ高さになるように心がけてください。
パソコンの場合も同様です。目線が同じなのが難しければ、目線が少し下くらいになるように保ってみてください。
✔座った状態で正しい姿勢を作る
椅子に座った状態で正しい姿勢を作る方法をご紹介します。
まず、椅子に座ったら足の付け根に手を当ててみてください。
そのまま軽く胸をはれますか?これが正しい姿勢です。
このように基本の正しい姿勢を作るのはとても可能です。
スマホを使うときにはこの姿勢のまま脇をしめて、目線の高さで揃えます。
とは言え目線の高さまで腕をあげてキープし続けるのは難しいかもしれないので、せめて前かがみにならないように注意してみてください。
✔パソコンを使うときにも目線に合わせるのが理想
パソコンを使うときには、上記でご紹介した正しい姿勢をキープすることが大切です。椅子に深く腰掛けて、足裏全体が床につくのが理想的と言えます。
パソコンとの距離は40センチ以上離すようにしてください。
なるべく目線に合わせた高さにパソコンをおくことを意識してくださいね。
スマホ首かも?と思った人は試して!スマホ首を治す方法
スマホ首に当てはまる症状が自分の体に見られた場合、少しずつでも良いので改善していくことが大切です。
いくつか簡単なストレッチの方法をご紹介するので、試してみてください。
✔胸を伸ばすストレッチ
首が前に出てきてしまっているため、背中が丸まって胸が縮まり、呼吸が浅くなっている可能性があります。
このストレッチで肩甲骨周辺で硬直した筋肉をほぐしながら、首の前側とあご下をストレッチします。こうすることで縮んでしまった胸が開き、深い呼吸ができるようになります。
- 両手を後ろで組んで、そのまま引き上げる
- 肩甲骨を引き離すイメージをする(腰は反らないように意識する)
- 腕を持ち上げたまま、首を後ろにしっかり倒す
- 首の前側とあご下の伸びを感じながら、深い呼吸を5回
この動きにより、首の前側をストレッチできていることが感じられるはずです。
スマホ首になると、あご下の「舌骨筋群」などがかたく縮んでしまいます。これはたるみを招く原因になります。
ここをしっかりストレッチして伸ばすことで二重アゴ防止になり、首や顎まわりをスッキリさせることができます。
✔胸鎖乳突筋を伸ばすストレッチ
胸鎖乳突筋は耳の下から胸にかけて伸びている筋肉で、全体をしっかり伸ばすのは難しいです。
しかし、鎖骨を手でしっかりおさえてロックすると、端から端までを伸ばすことができます。
やり方はとっても簡単で、疲れを感じたときにどこででもできる方法です。
- 右手で左の鎖骨から肩甲骨の間を手でグッとおさえる
- その状態のまま、ゆっくりと上を向く
- 上を向いたまま右手に首を倒し、15秒キープする
- 反対側も同様
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