【不眠症・睡眠障害】寝つけない・途中で起きてしまうとお悩みの方に
「○○が気になって心配、夜も眠れない」
「寝ついたと思ったら、夜中にたびたび起きてしまう」
「まだ寝たりないのに起きてしまった……」
「たっぷり寝たはずなのに、寝た気がしない」
といった悩みはありませんか?
寝つけなかったり、寝たと思ったら起きてしまったりしては疲れもとれませんよね。
「なにかの病気ではないか」と心配になってしまい、ますます眠れなくなってしまうことも……。
今回は、不眠症(睡眠障害)について意味や原因、施術法解説します。
不眠症(睡眠障害)とは?
不眠症(睡眠障害)とは、以下の症状がおおむね1ヶ月以上継続し、不調をもたらす病気です。
- 疲れがとれない倦怠感
- やる気が起きない意欲低下
- 散漫になってしまう集中力の低下
- 食欲の低下
不眠のタイプや原因もさまざまで、特定するのは根気がいります。
継続する不眠は不眠への不安を発生させ、さらなる不眠に陥るという悪循環に陥ってしまいます。
「不眠かな?」と思ったら早めに専門医の判断をあおぎましょう。
不眠症4つのタイプ
なかなか寝つけない、寝てもすぐに覚めてしまう不眠症。
実は4つのタイプに分けられます。それぞれのタイプ別にくわしく解説します。
入眠障害
入眠障害は、ベッドや布団に入ってから眠るまでに時間がかかってしまう症状です。
不眠症(睡眠障害)の中でもっとも多く、寝つきが悪くてイライラしてしまうことも……。
イライラしては余計に眠れないとわかっているからこそ、悩ましい症状です。
中途覚醒
高齢者に多くみられるのが中途覚醒タイプ。睡眠が浅く何度も目が覚めてしまうのです。
夜間頻尿の場合中途覚醒してしまうことが多いです。
早朝覚醒
「年のせいか早く目が覚めてしまって……」と聞いたことはありませんか?
実は中途覚醒と同様、高齢者に多いのが早朝覚醒です。起きる予定時刻よりも早く自然と目が覚めてしまいます。
うつ病を発症している場合も早朝覚醒してしまう場合があります。
熟眠障害
「寝ても寝た気がしない。たくさん寝たのに……」
朝目覚めたときこのような症状を感じたら、熟眠障害かもしれません。
寝たのにもかかわらず眠れた満足感が得られないのです。眠りが浅いため起こると考えられています。
不眠症(睡眠障害)の5つの原因とは?
不眠症には主に5つの原因があると考えられています。
- 精神的な疾患がある場合
- 身体的な要因の場合
- 飲食物や薬品の副作用
- 生活習慣や睡眠環境
- 不安や悩み
それぞれくわしく解説します。
精神的な疾患
神経症やうつ病、総合失調症など、こころの病気をかかえてしまうと不眠をともなってしまいます。
「気のせいかよく眠れなかったような……」と思っていたら、実はうつ病だったというケースは少なくありません。
朝は気力がないのに夕方にかけて元気になる日内変動と、早期覚醒を実感した場合は早めに診察を受けましょう。
身体的なもの
病気をともなうような息苦しさや咳、頻尿やからだのどこかに痛みがある場合やかゆみがある場合にも眠れませんよね。
眠れない原因になっている病気の治療を先に行いましょう。治療によって症状が改善されれば眠れるようになりますよ。
飲食物や薬品の副作用
コーヒー・紅茶・緑茶・炭酸飲料水などに含まれるカフェインや、たばこに含まれるニコチンも実は不眠症の原因となります。というのも覚醒作用があるからです。
睡眠を妨げるばかりかカフェインには利尿作用もあるので中途覚醒の原因にもなります。
寝る前には白湯を飲むなど工夫しましょう。
また治療に使われる薬品も不眠症の原因になる場合があります。
たとえば風邪薬や花粉症治療薬の抗ヒスタミン剤などは、日中に眠たくなってしまい結果的に夜眠れないと悩んでしまうことに……。
どうしても眠れない場合は医師の判断をあおぎましょう。
生活習慣や睡眠環境
日常の生活で気づかないような習慣や環境も実は不眠症につながります。というのも人は太古の昔より「日が暮れると休み夜が明けると起きる」といった生活を続けてきたからです。
たとえば日中ではなく夜間勤務するような場合、どうしても昼間寝ることになりますよね。
日中暑かったり明るかったりうるさかったりとさまざまなことが想定されます。静かな場所で、グッスリ眠る環境ではないのです。
また寝具の影響も多分にあります。枕の高さや布団の心地よさが損なわれていては、良質な睡眠は得られません。
不安や悩み
子どもの頃遠足や運動会が楽しみで眠れなかったことはなかったでしょうか。
楽しみにしているイベントのことが頭から離れなく、気持ちが高揚してしまい眠れないこともあります。
心配事や悩みも不眠の一因となります。一時的なものなので心配事や悩み、高揚感がおさまれば眠れるでしょう。
不眠症の治療方法
不眠症の治療方法には西洋医学、東洋医学と2種類あります。自分に合う治療方法を選びましょう。
西洋医学の治療方法
生活習慣・睡眠環境いずれの改善を試みても眠れないと、症状の改善が認められない場合は薬物治療を行います。
一般的に「睡眠薬」といわれるもので、不眠のタイプに合わせて医師の判断により処方されます。
注意したいのが市販の睡眠薬です。
主にアレルギーの副作用である「眠気」を利用しているため、根治的な効果は確認されていません。
短期間の使用が望ましいとされています。(参考:厚生労働省)
東洋医学の治療方法
東洋医学の考えでは、陰と陽のバランスが崩れ心・肝それぞれの変調で不眠になると考えられています。
鍼灸治療では精神的な興奮・自律神経の乱れを改善させ、からだ全体のバランスをととのえます。血流の改善・コリや緊張をほぐしからだ全体がととのうことによりバランスが保たれ、良質な睡眠が得られるからです。
即効性はないものの、薬物を使用しないため副作用もありません。
不眠に効果的なツボは以下の通りです。
- 完骨……両耳の突起した骨の下端から後方のくぼんだところ
- 失眠……足の裏かかとの中心、へこみ部分
副作用がないのは東洋医学の鍼灸:まとめ
不眠症(睡眠障害)とは、以下の原因により起こる病気です。
- 精神的な疾患
- 身体的なもの
- 飲食物や薬品の副作用
- 生活習慣や睡眠環境
- 不安や悩み
不眠症(睡眠障害)の治療には、東洋医学の鍼灸治療が効果的。
というのも薬物を使用しないため副作用がないからです。
セドナ鍼灸治療院では不眠症(睡眠障害)でお困りの方を、良質な睡眠へと導く施術が可能です。ぜひ一度ご相談ください。
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