なぜ鍼は効くの?ご説明します

セドナ鍼灸治療院の青木です。

私たちは日々ご来院してくださる患者様の痛みなどのお悩みに鍼灸治療を用いて痛みの除去であったり、自律神経の調整を行い心と身体の両面を健康に導きます。

でもなぜ鍼で痛みが取れるのか?治療院に通って効果は実感しているけど理由が分からない、知りたいという方も多いですよね。

今回は西洋医学的な用語・理論を使ってなぜ鍼治療で痛みが取れるのかご説明していきます。

ゲートコントロール説

初めて聞くという方が多いと思います。簡単に説明しますと、身体に与えられた痛みの信号は脊髄で「門(ゲート)」を通る必要がありその門は感覚神経によって制御されています。感覚神経からの刺激が増加すると門が開かれて痛みが届きやすくなり、逆に刺激が減少することで門が閉じられて痛みの信号が減少するという仕組みです。

この感覚神経は繊維の太さや信号を脳に伝達する速さでA繊維、B繊維、C繊維に分類されます。腰痛など慢性的な痛みを伝えるのはC繊維でA、B繊維に比べると繊維の直径は細く伝達速度も遅いです。

一方で、子どもが遊んでる最中に転んで擦りむいてしまう事があります。そうすると親はきまって痛みがあるところやその周辺をさすってあげますよね。

これにはちゃんと理由があり、手でさするという触覚刺激はA繊維という太く速度が速い刺激を伝えます。このA線維とC繊維の2つの刺激が伝わる時、脊髄では細いC繊維からの刺激情報、つまり痛みを遮断することが分かりました。これは50年前からの研究で明らかになっており鍼や電気療法など様々な方法で鎮痛に用いられています。

内因性オピオイド

内因性オピオイドとは、痛みを抑制させる物質で脳内麻薬のようなもののイメージになります。モルヒネなどは鎮痛作用のある成分でおなじみですが、体内でも同じような作用を持つエンドルフィン、エンケファリンという成分があり、これらをモルヒネ様物質と呼びます。

鍼を刺すことで身体はモルヒネ様物質を放出させ鎮痛はもちろん免疫力の向上や抗ストレス作用なども起こります。

局所の血流増加

鍼刺激によって身体には局所的な血流の増加がみられます。これによって痛みが出る部位に溜まっている発痛物質を洗い流して疼痛の除去をします。同時に血流が良くなることでその部位の筋肉の緊張が取れることで可動域の向上も促すことができます。

これによって冷え性なども改善が期待できます。他にも頭皮などに鍼を刺すことで脳に血流を集める事ができます。脳には視床下部という自律神経の中枢が存在し副交感神経を高めてリラックスさせたり、逆に交感神経を興奮させて身体を活発にさせる事も出来ます。

鍼灸治療は中国で2000年以上前に誕生し、6世紀ごろに日本に伝えられました。

ここ50年程前から海外でも研究などで鍼灸の有用性が認められ、将来的に西洋医学と鍼灸などを用いた東洋医学の統合が実現されるでしょう。

セドナ鍼灸治療院では「自律神経の働きと東洋医学に着目した独自のメソッド」を基にご来院される患者様の症状に対してオーダーメイドで治療を行っています。

どんな些細なことでもお悩みがありましたら是非ご相談ください。皆様のご来院を心よりお待ちしております。